華筏 1

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大好きな2人をモチーフにしたお話です









今日、俺は散々な目にあった



人生ってこんなに不幸が重なるときってあるのかよ?って本気で思った




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国内で5本の指に入る大手商社に勤めていた俺



大学を出たあと就職し、がむしゃらに仕事に励んだのが認められたのか、この春から企画第3グループのグループ長に昇進していた



その商社が、経営破綻した



前々から「会社がヤバいらしい」って噂はあったんだけど…歴史ある商社だし、つぶれるなんてないって思ってた



しかも、支援に乗り出す企業も見つからず、今年度まで残務整理をした後は、数百人いる社員は取引先が受け入れてくれる数十人を除いて、全員が路頭に迷うことになるらしい



うちのグループは、俺を含め誰一人として移籍先は紹介されず仕舞い
女性の社員なんか、みんな泣きじゃくって



俺や、いつも冗談を言い合ってた仲間も
顔面蒼白になった





会社からその発表が一斉に通知されて
夕刊も夕方のニュースもトップニュースとして扱った



とにかく、決まってしまった以上は腹をくくるしかないわけで…
俺も残された日数で、何とか次の仕事を見つけなければならない



そう思いながら会社を出る



駅の売店に並ぶ夕刊をチラッと確認して、待ち合わせ場所に急いだ俺



付き合って3年
本当はそろそろ結婚を考えようと思っていた彼女との約束



次の仕事を見つけなければいけない状況になった今は、申し訳ないがもう少し待ってもらおう
そう思って向かった待ち合わせ場所で



俺が会社の一件を持ち出す前に
彼女は「別れてほしい」と言った
他に好きな人が出来たと……



彼女に慰めてもらおうと少しだけ思ってた俺
でも慰めてもらうどころが、彼女まで失うことになってしまった





1日で
こんなに悪いことが起こるなんて
ドラマや映画の中だけだと思ってた



少なくとも今までの俺の人生ではなかったし、俺が知っている周りの人からも聞いた覚えはない



まさに
目の前が真っ暗、という感じ



肩を落とし、待ち合わせ場所から帰路に着く



夕飯を食べながら彼女に励まして貰い、少しでも気持ちが軽くなって帰れるって思ってた



まさか…こんな…



肩を落としただけでなく、涙まで出そうになってきたから
慌てて顔を上げる俺



いい大人の男が泣くなんて
いくら何でもみっともないぞ!
しっかりしろチョン・ユンホ!!!



頬を叩き、自分で自分を励ます
そして目を開けると……






目の前には
一面の水面に浮かぶ花びら



美しい色彩で彩られたその風景



一枚の大きな絵画に俺は目を奪われた



よく彼女との待ち合わせで使っていた店のそばに佇む小さなギャラリー



よく通っていたのに
ここにこんなギャラリーがあるなんて気づかなかった





その絵は
美しく水面に群れをなすその花びらは



目の前が真っ暗だった俺に



鮮明すぎる光を与えた







今回も私の為に素敵なタイトル画、及びバナーを作ってくださいましたAli様

この場を借りて御礼申し上げます
本当にありがとうございました

Ali様の作品に相応わしいお話を書けるよう頑張ります

皆様もぜひお運びください

↓ ↓ ↓

ホミンを愛でるAliの小部屋





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