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縁結 第2章 ~至愛 番外篇 3~
2016-11-30 Wed 18:00


このお話は「宮~love in palace~」のパロディです
ご承知おきください




side Crown Prince Yunho



『何て言った?!もう一回言って?』



いや、別に怒ってる訳じゃないんだ



俺はもう、今までの手に負えないワガママ殿下じゃない
長い反抗期を終わらせて…自らの悪い所に気づき、直そうと思える様になった



それも全て
俺と共に生きていくと言ってくれたチャンミンのおかげだ



自分に課せられた無理難題の運命にも
その飾らない凛とした態度で正面から当たる
俺の目を覚まさせてくれたのは、そんな彼だった



執務室で公務をしていた俺は、そろそろ夕食の時間だと思い書類を片付けていた
そこに入って来たイ内官が、追加の書類と共に素晴らしい情報を携えてきた



ようやく終わると思っていた公務が増えたショックが吹っ飛ぶくらい、それは素晴らしい内容だった



母上とお祖母様…そこに加えてテミンまで居なくなるって言った気がして
そんな事は滅多にない事だから思わず聞き直してしまったんだ



〈ですから、今日中にサインして頂きたい書類がまだこれだけございました、と申し上げました〉



このやろっ!そっちじゃねーってば!!
俺が生まれた時、父上の眼鏡にかなって俺付きの内官になることが決まったイ内官



実の両親よりも俺の側に居て
俺のことを誰より知っているのも彼だ
そんな彼が最近はこんな感じで分かりやすくボケてくる



っていうか
俺がチャンミンのおかげでありとあらゆる面で変わって来ているのが嬉しいらしく



今まで散々酷い思いをさせられた仕返しに
俺をからかっているんだ



『イ内官…俺のどんなツッコミを待ってんだよ…
俺は公務をやり終えて、さっさと部屋に戻りたいのっ!早くっ!書類寄越せって!』



心臓の病に罹った父上の分まで、俺は公務をやらなければならない
適当にじゃあダメなんだ。父上の代わりなのだから、責任を持ってしっかりやらなければ



イ内官の手から書類を奪い取って、一枚ずつ目を通していく



今までは考えられない会話
イ内官は父上以上に俺に悪態をつかれ、時に俺がドアに向かって投げた本が当たってしまい怪我をした事もあった



両親と俺の間に挟まれていた彼は、きっと誰よりも苦労をしてきた筈で
そんな彼の存在の大きさも、今ようやく気づくことが出来たんだけれど



〈冗談をさらっと流す殿下…感慨深いです。冗談はさておき、予定されております大妃様と王后陛下の釜山行きのご公務ですが、お二人たってのご希望でテミン様も同行される事になりました〉



やっぱり神様は居るんだ
俺がここのところずっと公務がたてこんで、愛しいチャンミンと過ごす時間が少ないのを見ていて下さったんだな



ふらっと東宮殿に来ることがある母上
俺に用がある訳じゃなくて、大抵が母上お気に入りのテミンに会いに来ているんだけれど



俺とチャンミンは床入りの儀は済ませているが
〈互いが学生であるうちは共寝はせぬ様に〉という母上のご命令で、今でも別々の部屋で休んでいるから



夜、チャンミンと二人きりで過ごしたいと思っても
母上の抜き打ちチェックにあいそうで、なかなか実現しなかった



王室での床入りは、次世代にその血筋を伝えて行くために必要な行為とされ
二人の愛を確かめ合う行為ではない



昔は子を授かるために巫女に占わせ、床入りの日時まで決められてたらしい



俺とチャンミンは男同士だから、当然子を授かる訳がない



でも…チャンミンの肌に触れ、その温もりを分かち合い、共に朝の目覚めを迎えたいって思うのは
愛していれば当然の欲求だって思うんだ



『イ内官…相変わらずブランデーが好きか?明後日あたり、時季外れのサンタクロースがくるかもな』



事前に俺にとってナイスな情報を持ってきてくれるのも、イ内官が俺の頑張りを認めてくれているんだって思った



物で御礼なんか出来ないくらい感謝してるけど
それでも、彼の好きなものを贈りたい気分だった



〈では、そのサンタクロースのために東宮殿の人払いをしなければならないですね。それでは、書類をよろしくお願い致します〉



今日もチャンミンと共に食事を摂ることは出来なかったけれど
目の前の公務を懸命にやろうと思えるだけの楽しみが出来た



今夜も…
こっそりチャンミンの寝室に忍び込んで、愛しい人の寝顔を少しだけ眺めてから休む事になりそうだ



それは
誰にも話していない、公務を頑張っている自分への秘密の御褒美なんだ



もしバレても
チャンミン…許してくれるよな?



おまえの幸せそうな寝顔が
俺の癒しであり、元気の源だからさ






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