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縁結 第2章 ~至愛 59~
2016-11-17 Thu 18:00


このお話は「宮~love in palace~」のパロディです
ご承知おきください




side Crown Prince Yunho



チャンミナ…そしてテミナ…
二人のその捨て身の行動は、十分過ぎるほど俺の助けとなってくれた



時間ができた時には必ず王室の慣習やその歴史について勉強していると、トン尚宮からこっそり聞いていたけれど



席藁待罪を知っていたのも、チャンミンのそうした地道な努力の賜物だと思った



その行動は、俺が話すよりもずっと
お祖母様の胸に深く響いたんだろう
誰よりも早くチャンミンの身体を抱きしめていた



兄と同じ様に頑張っていたテミンも
母上のかけた声に緊張の糸が切れたのか
平伏したまま大きく背中を波打たせて泣き出す



驚愕の事実を聞き、ショックのあまりひきつけを起こしていた母上も、そんなテミンを抱きしめながら子供の様にわんわん泣いていた



みんな…俺の大事な家族だ
俺の手を握ったままその光景を見つめる父上も…



この家族の一員でいられて良かった



その中にちゃんと入って欲しい人物…キュヒョン
今のまま宙に浮いた状態ではなく全てのわだかまりを消して、俺は彼とも家族になりたいと思う



一つの大きな難題を越えられた
さあ、残すはもう一つだ



俺が決めた
“一つの失敗をした時は二つの成功を収める”
それを実現させよう



俺は父上に後を頼み、東宮殿に戻った






《皇太子殿下、圭賢大君殿下がおみえになりました》



東宮殿の執務室
キュヒョンが好きだというフルーツを用意して待った



〈失礼します。お呼びだとの事で、お待たせして申し訳ありません〉



こんな風に言うことでも
やっぱりキュヒョンも変わったんだと感じさせられる



俺が、チャンミンの存在で大きく変われた様に
キュヒョンもまた、チャンミンの存在に動かされる何かがあったんだろう



『キュヒョナ、大学だったんだろう?ごめんな、帰りを急がせて』



俺が、キュヒョンにこんな風に言えるのもまた
愛しい人の存在があるからだ



〈ユノヒョン…〉



かけてくれ、と椅子を指しフルーツを彼の前に置いた俺の顔を見て、キュヒョンはなんとも言えない表情を見せた



『キュヒョナ。俺は今日、自分で考えた未来をキュヒョンと一緒に話したいと思って来てもらったんだ。まずは、俺がした今までの粗暴な行動を心から謝りたい。本当にすまなかった』



執務室の椅子から立ち、キュヒョンに深々と頭を下げた
上辺だけではなく、心から謝りたかったんだ



〈ヒョン…やっぱり俺はヒョンに敵わないなぁ〉



いつもの飄々とした口調になって言うキュヒョンは、そう言って俺の元に歩み寄り、手を握った



〈チャンミンがさ…性別をも越えてヒョンを心から愛しているっていう理由が、何だかあっさり分かった気がする。やっぱり俺は頭がいいな〉



キュヒョナ…



その瞬間、二人同時に噴き出した



『キュヒョナお前ね、そういう所を直せよな』


〈だってヒョン、ほんとの事でしょう?〉



数回しか顔を合わせた事のなかった従兄弟
生まれる前に、その運命が逆転してしまった俺たち



こんな風に笑い合う事が出来たのもまた、チャンミンが運んでくれた新しい風のおかげだろうか



『大妃様とク王室事務長の仕組んだ事は、おまえも知っていたんだろう?』



一しきり笑いあったのち、フルーツを口に運んでから本題を切り出す



〈俺はね、ヒョンの前に実はチャンミンに打ち明けてしまったのだけれど…俺を王にしようと必死に画策する自分の母親にも、どこか他人事だったんだ〉



大好きなんだ、これ
そう嬉しそうに笑いながらミカンを口にするキュヒョン



〈生まれる前に皇太子だった自分の父親が死んだ。それで俺の運命は決まったんだから、もう仕方ないだろうって思ってた


男なのに男の元に輿入れさせられたチャンミンに会っても、それを迎えたヒョンを見ても、何かのドラマを見る様な感覚でさ…〉



その時を思い出す様に目線を空に動かす



〈チャンミンのさ…自分に課せられた数奇な運命をも糧にする様な、そんなひたむきさを目の当たりにして…俺も与えられた運命だと思わずに、自分で選んで運命を作って行きたいと思えたんだ〉



キュヒョナ…
俺たちはやっぱり、血が繋がってるんだな



同じ人に、同じ様に
自分の進む行き先の決められたレールではなく
自らがその行き先にレールを敷いて行くことを教わった



〈ヒョン…俺もチャンミンが好きだと思った。それを自分の勢いのまま、彼の気持ちも思いやらずに一方的に伝えてしまったんだ。自制出来ない自分もいるんだって、初めて知ったよ〉



ほらな
やっぱり似てるだろ?
いつも一人だけ澄ました顔してたくせに…



チャンミンが好きだという爆弾発言を聞きながらも、内心ほら見たことかと舌を出してやった



『キュヒョナ。チャンミンが好きだと言ったな?それでも構わない。俺はあいつの手を離すことは決してないから』



キュヒョンの目を見て、きっぱり言い切った



〈だからさ…さっき言ったでしょ?ヒョンには敵わないって。更にダメ押しするかね?全く…〉



やれやれ、という感じで大きく肩をすくめるキュヒョンに、更にダメ押しする



『あいつもきっと、俺の手を離さないと思うよ』



どんな未来にも、ずっと一緒に歩いて行くって決めたから…な?チャンミン…



〈ユノヒョン。一つ聞いてもいい?〉



やれやれ、と今度は口に出したキュヒョンが言う



〈玉座とチャンミン。どちらを取る?〉



答えは分かってるんだけどね、と笑うキュヒョン
なら聞くな、と思いつつもしっかりと返した



『チャンミンだよ』



そう
俺に敷かれていたレールは
チャンミンと共に進む路線へと行き先を変更した



愛する人と
共に生きて行く道を






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2016-11-17 Thu 18:46 | | # [内容変更]
もちろん!チャンミンで( ✧Д✧) カッ!!
えーーっと あたし名前ちゃんと入ってる?( ̄∀ ̄;)

そんな事より 今日のユンホ殿下!!
めっちゃカッコイイ٩(๑>∀<๑)و♡٩(๑>∀<๑)و♡
キュヒョンと大人の会話も出来てるし
キュヒョンに 2回のダメ出し!!((´∀`))ケラケラ
3回目は キュヒョンの
『王座とチャンミンどちらを選ぶ?』に

キッパリ!!と『チャンミン!!( ー`дー´)キリッ』
って言い切ったユンホ殿下に
くみを 痺れましたΣ>―(*´Д`*)→グサリ

チャンミンとテミンが王室に入ってから
家族の絆や疎遠だった
従兄弟のキュヒョンとも
歩み寄る事が出来て 良かったね♥♥
王室に新しい風が入ってきた!!って
感じよね(๑•̀ㅂ•́)و✧
あらっ くみをたまにはいい事言うじゃないの!!
wwwwww←自分で言ってるし( ・ิ౪・ิ)( ・ิ౪・ิ)( ・ิ౪・ิ)

携帯の保護シートあれほど不器用な人は
しちゃダメよ!!って言ったのに
今度は テミンの顔に糸クズが入った!!って
……((´∀`))ケラケラ ユノの祟りよ( ✧Д✧) カッ!!
2016-11-17 Thu 19:28 | URL | くみちゃん #- [内容変更]
(*´艸`)キャ
ユノったら♡
しゅてきです(*'д`*)ポッ
有言実行‼
一番素敵な男の行動よね~(〃艸〃)ムフッ
迷いなく王座よりチャンミンを選んで、進路変更した2人で歩く道をどんなに険しくっても手を携えて行く2人の姿が目に浮かぶわぁ♡

キュヒョンも性格極悪ぬりかべババァの子供とは思えない良い男だわ‼
潔く負けを認める引き際の良さ‼
見直したわ( ✧Д✧) カッ!!

2016-11-17 Thu 20:30 | URL | Ali #- [内容変更]
Re: りょ****様
こんにちは〜
コメントありがとうございます(*´∀`)

(*´ω`)エヘヘ
そんな大層なものではなかったですけれど、最初は随分戸惑いました。子ども等の方がむしろずっと我慢してくれて居たのかも知れないって最近思います
離別ではなく死別なので、彼らにしてもどんな事があっても母親は帰って来ないと分かっているから、すごく大人だったと今改めて振り返ると感じますね

周りに知っている人が皆無だった毎日の中で、唯一の楽しみだったパソコンで東方神起の動画を見てユノに惹かれた事で楽しみが出来て、この八年をやってこれたんですよ〜(≧∇≦*)

やだ、感想のお返事...私も最後にちょっとだけになってしまいましたよ(((^^;)
キュヒョンはやっぱりいい奴でしたヽ(*^^*)ノ
2016-11-18 Fri 13:53 | URL | ゆんちゃすみ #- [内容変更]
Re: くみちゃん様
こんにちは(o^^o)
大丈夫です、今日はコブラツイストさんは見えていないようですよ(´∀`*)

わーい!!
良かった(≧∇≦*)
ユンホ殿下、カッコよかったですか?嬉しいです♡
私ね、ユノのあのしっかりと手を腿につけて45°の角度でするお辞儀が好きなんです(*´艸`*)誠実な感じで...
まあ実際はヤン〇ーぽくて下手したら〇ンピラっぽいんですけど...(-∀-`; )あのガタイで凄まれた一般人かわいそう...って思います

縁結では、何となくチャンミンとテミンの兄弟愛がテーマになっていましたが、至愛は家族愛が大きなテーマになった気がしています
他人同士がどうやって家族という絆を作るのかというのは、自分が嫌というくらい味わっていますが、うちの旦那にこのユンホ殿下並の器量があればねぇ...

だからユノとテ〇ンに寝室を制圧されるんだよ!!
2016-11-18 Fri 14:03 | URL | ゆんちゃすみ #- [内容変更]
Re: Ali様
こんにちはぁ
コメントありがとうございますヽ(*^^*)ノ

金曜日よォォ!
一週間お疲れ様でしたo(>∀<*)o
すみをは今日もお父さん犬の恩恵を頂きにサーティワンに行って来たわよぉ(ノ≧∀≦)ノアイス美味しかった♡

ユンホ殿下...
きっぱり言い切って、そして自らきちんと謝って関係を修復しました(≧∇≦*)
キュヒョンをねやっぱり悪者に出来なかったの、すみを。実在する人物を使うのにいくら架空の話とはいえ...
意外と真面目なのよ、すみをは
実際のドラマでも、ユルくんはオンマの悪巧みに参加したしてなかったしね(´∀`*)

ぬりかべババアはさ、ありをとすみをで協力して恥ずかしい写真を撮ってやれいいわ( ✧Д✧) カッ!!
ノーメイクでSNOWの面白写真を撮ってやるわ!
2016-11-18 Fri 14:12 | URL | ゆんちゃすみ #- [内容変更]
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2016-11-18 Fri 16:46 | | # [内容変更]
Re: ユ****様
こんばんは
コメントありがとうございます(o^^o)

やっぱりね、キュヒョンをオンマ同様に悪者には出来なかった私です(*´ω`)
妄想話だとはいえ、キュヒョンはチャンミンの大切なお友達だし...そしてこのお話の中ではユンホ殿下の従兄弟ですからね(*´∀`)

繋がり、という物を強く意識してキュヒョンにも王族の一員としてだけではなく、家族にさせたかった私でした♡

今日はこちらもいい天気で!!
冷え込み対策に冬用のボアシーツを洗ったり、犬のベッドの下にもカーペット敷いたり私もバタバタしておりましたよ〜(ノ≧∀≦)ノ

大掃除...聞かなかった事にしておきます(笑)
2016-11-18 Fri 19:15 | URL | ゆんちゃすみ #- [内容変更]
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