スポンサーサイト
-------- -- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
別窓 | スポンサー広告 | ∧top | under∨
縁結 第2章 ~至愛 56~
2016-11-14 Mon 18:00


このお話は「宮~love in palace~」のパロディです
ご承知おきください




side Crown Prince Yunho



一息つくために水差しから水を注ぎ口に含む



伝えたい内容を相手に対し誤って伝わらない様、一字一句選びながら慎重に話しをするという事はすごく難しい



父上もまた
俺から聞いた内容を頭の中でじっくりと整理なさっているのだろう



『私が一番にするべき事は、父上を始めお祖母様や母上に対し重大な嘘をついた事への謝罪だと思っております』



もう一口水を含んでカラカラになった喉を潤し、再び口を開く



『しかしながらそのことを謝罪すると同時に、私は心からチャンミンを愛していると、改めて父上に告白します


チャンミンと出会い、彼に自分が同性であると打ち明けられても尚、その人柄に惹かれました


この人と共に生きていきたいと決意し、この様な重大な罪を犯しました』



席を立ち父上の足元に跪き、ゆっくりと頭を下げた



〈立ちなさい、ユンホ〉



俺が話し始めてから初めて、父上が声を発した
〈皇太子〉ではなく〈ユンホ〉と俺を呼んだ



〈それでおまえは…どうしたいのだ。王室始まって以来の大事件をどう収拾する?過去にはおまえと同じ様に同性を愛し、滅んだ宮家もあるのだぞ〉



父上の顔は、思った以上に冷静でいる様に見えたが、冷静でいるのと同時に困惑しているのも伝わってくる



あまりにも重大過ぎる内容は、許す許さない以前の問題で、父上も父親という立場と国王という立場と混同してしまっているのかもしれない



『私はまず、キュヒョンと今後についてしっかり話をしたいと思っております。キュヒョンは大妃様の思惑に乗せられて王座を得たいと思っているのか、そうではないのかを自分の目で見極めたいです』



〈それで?その目で見極めてどうするのだ〉



父上も水を一口飲んでからおっしゃる



『彼と共にしっかりと考え、この国の王室があるべき姿でいられるように努力したいと思っております』



〈なるほどな。では私もこの件を聞いての自分の気持ちを述べよう〉



父上は跪き謝罪する俺を立たせて、ご自分も俺の座っていたソファーに並んで腰を下ろした



チャンミンとテミンの二人がまさか兄弟だとは、頭から女だと決め込んでいたからか、これっぽっちも思わなかった



男だという事は驚いたが、二人共今は自分の家族だと思っているし、男だから追い出そうという気持ちに全くならないくらい彼らは自分の中に自然に溶け込んでいる



〈ユンホ、おまえの気持ちと同じなのだろうか…私も「女」であるチャンミンやテミンを家族として受け入れた訳ではなく、チャンミンとテミンという個人を好きで受け入れたのだろう〉



父上はそう言って、初めて強張っていたお顔を緩められた



控えめだけれど父上を思いやるチャンミンの小さな配慮、そして自分の親のように素直に甘えるテミンの姿が浮かんだんだろう



だがしかし、後継者である皇太子が同性婚をしたという事は由々しき事態であり、それが王室内部の者の手で仕組まれた事は大きな問題である



何しろ、大妃になったばかりの慧恩君が主犯なのだから



自分とパク尚膳そして俺とイ内官の中でだけで、当面はこの件についてどう対処するのが適当か検討しようと父上はおっしゃる



しかし大王大妃様と母上にはきちんと言うべきだと俺は言い張った



チャンミンもテミンも二人が大好きで心から大切にしているのに、偽りを通し続けるのが本人達には辛いはずだと父上に代弁する



〈確かにあれだけ精一杯尽くしているのに、自分たちが実は嘘をついているというのは辛いだろうな。わかった、私とおまえとで二人に話そう〉



父上もそうおっしゃって下さる
そこに慌てた様子のパク尚膳の声がかかった



《陛下、ならびに皇太子殿下に申し上げます。嬪宮様が控えの間で席藁待罪(ソッコテジェ、むしろを敷いた上に居続け王の処分や命を待つ事)をなさっておいでです!》



〈何だと?!〉
『何だって?!』



親子揃って立ち上がり、叫ぶ
席藁待罪なんて…俺ですらそんな言葉があるという事も忘れていた古くからの儀式だ



父上が俺の手を引き、二人で部屋を出た
執務室すぐ近くの控えの間の前に思わず立ち竦む



むしろを敷いた上にソッチマとソッチョゴリ、ソッパジの白い下着姿になったチャンミンが居た



おしろいを塗ったかのような白い顔が
彼の覚悟を感じさせる



俺が全てを打ち明けると彼に伝えたから…
その間に自分が出来ることを模索したんだろう



チャンミンの想いが痛いくらい伝わり、目の奥が熱くなった



…泣いちゃダメだ
チャンミンが自分が男だという事実を告げても尚
俺と共に未来に向かうという決意を見せているんだから



俺がこの人を選んだ事が間違いではなかったと周囲に知らしめているような



チャンミンのそんな無言の宣言が神々しく見えた







ランキングに参加しております
応援していただけると嬉しいです

にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村
関連記事
スポンサーサイト
別窓 | 至愛 | コメント:4 | ∧top | under∨
<<縁結 第2章 ~至愛 57~ | TVXQ 〜Vertigo〜 | 渇欲 16>>
この記事のコメント
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2016-11-14 Mon 20:15 | | # [内容変更]
ダーリン♡
テケテケε=ε=ヾ(o´・∀・`)ノただいま!
大っ嫌いな月曜日、ありを頑張ってきたわ‼
もうね…今年中は定時に帰れない気がするわ_| ̄|○ ガク

(o'ェ'))コクコク
大王大妃様とお母様には本当の事をお話した方が絶対いいと思うわ‼
大好きな人々を騙し続けるチャンミンとテミンはすっごくツライ事だと思うから(´;ω;`)ウッ…

Σ(・ω・ノ)ノ!
チャンミン‼‼
なんていじらしい子なのぉ♡
ユノと一緒にこの先を歩いて行く為に、自分に出来る限りの事をしてるのね(´;ω;`)ウッ…
ユノよりもありをが先に泣いちゃいそうよぉ。・゚・(*/□\*)・゚・。ウワァーン

後は、キュヒョンね( ー`дー´)キリッ
キュヒョンがチャンミンの、この姿を見てユノとの話し合いにどういう行動にでるのか‼
┣¨キ(p´・_・`q)┣¨キ
乞うご期待よぉ‼
2016-11-14 Mon 20:36 | URL | Ali #- [内容変更]
Re: く*ちゃん様
おはようございます
コメントありがとうございます(*^_^*)

ユノの決意に対するチャンミンなりの答えとして、この席藁待罪を選んだんですね。すみをは自分で感情移入してしまい、ここを書く時にうるうる来ました(((^^;)
ドラマでは、ユルくんとの密会で嘘をついたチェギョンが、ユルくんオンマに言われてこれをした記憶があるんですけど...

昔は門の前とか、大殿の入口の地面に座って雨風を受けてもやったそうですよ

自分が同じ内容で不安だった経緯があるので、さぞかし心配だと思いますがきっと大丈夫だと信じましょう!私にもそうやって励ましてくれたじゃないですか(≧∇≦)

元気を出してくださいね♡
Lucifer〜Picassoあたりを見ると、カッコよくて元気出ますよ!ってなんの話よ(-∀-`; )
2016-11-15 Tue 06:09 | URL | ゆんちゃすみ #- [内容変更]
Re: Ali様
おはようございます
コメントありがとうございます(o^^o)

ハニーよ...すみをのハニーをこき使う東MAXなんかすみをがコブラツイストをキメてやる(*`Д´)ノ!!!
考えたらもう、年末まであっという間だもんね
忙しくなるだろうけど、とにかく無理だけはしないでください(。>Д<)
ハニーになんかあったらすみを泣いちゃうから!!

チャンミン...えらいのよ(T_T)
すみを、色々考えて...ここで席藁待罪を持ってきたんだけれど、自分で書いてて切なかった( ノД`)

ユノとね、共に罪を受けるという意味と同時に、チャンミンの決意を表したつもりです
2016-11-15 Tue 06:16 | URL | ゆんちゃすみ #- [内容変更]
∧top | under∨
コメントの投稿

管理者だけに閲覧
 

| HOME |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。