FC2ブログ
縁結 第2章 ~至愛 25~
2016-09-30 Fri 18:00


このお話は「宮~love in palace~」のパロディです
ご承知おきください




side Crown Princess? Changmin



近所の人達や野次馬的な人達に加えて、マスコミの人達が狭い道を埋め尽くす中
この辺りには場違いな高級車が連なって到着する



一台目からSPの人達が車を降り
二台目から尚宮さんとテミンが降り立つ



そして三台目からユンホ殿下にエスコートされて車から降りた僕は、多くのフラッシュを浴びながら久しぶりに自分の家の前に立った



《チャンミナァ!テミナァ!おかえり!!》


「父さんっ!」〈母さぁ~ん!〉



大きく手を広げ迎えた両親の腕に飛び込む僕等兄弟



微笑むユンホ殿下と荷物を持った尚宮さんが後ろに続く



《あっ!こっ、この度はようこそおいで下さりました》



ユンホ殿下の姿に慌ててどもりながら挨拶する父さんは、そのまま膝に頭がつくんじゃないかっていうくらいぺこぺことお辞儀をする



《狭い家ですが、どうぞお入り下さい》



何の変哲もない家の門を珍しそうに見ているユンホ殿下に、母さんが声をかけた



《さっ、おまえたちも入れ》



父さんが僕達の背中を叩きながら言う
するとコ尚宮さんがすっと父さんに近づいた



《失礼ながらお父様。チャンミン様は畏れ多くも皇太子妃殿下にあらせられます。言葉遣いにお気をつけください》



そういうことも厳しく言われてしまうんだ…
驚いて目をパチパチした父さんは、しまったと言わんばかりに今度は尚宮さんにぺこぺこと頭を下げた



コ尚宮さんが恐縮してしまい《わたくしにその様になさらずとも…》と逆に謝りながら、一行はようやく家の中に入った



「狭くてびっくりしたでしょう?何だか申し訳ないです…」



玄関に立つユンホ殿下に小声で声をかける
そんなことないさ、と言いながら部屋に入ろうとする殿下の腰に慌てて抱きついた



『なんだよっ、ご両親の前でっ』



顔を赤くして僕の手を解こうと慌てるユンホ殿下



「そうじゃなくてユンホ様っ!靴を脱いで下さいっ!」



ユンホ殿下とは本当に住む世界が違うんだと
今更ながら思い苦笑した



照れ隠しにキツめの口調になり『前もって教えてくれよなっ!』とコ尚宮さんに八つ当たりするユンホ殿下



こんな時に見せるユンホ殿下の
ちょっと困ったお顔が僕はけっこう好きなんだけど



家族四人の靴だけでも窮屈な所に脱がれたユンホ殿下の靴
踏まれないようにそっと脇に避けておいた



廊下などという立派なものではない場所を通り、これまた居間とも呼べないような部屋に入る



『ここは玄関ホール?』



ソファーも何もなくて、テーブルだけが置かれた空間がユンホ殿下にはそう見えるんだ
そりゃそうだよな。ユンホ殿下のお部屋と僕の部屋との間にあるホールよりも小さいし



〈殿下ぁ!こっちこっち!座って~〉



テミンがすかさずユンホ殿下の手を引っ張り、テーブルの所にお連れする



〈あのね、ここは僕達家族がくつろぐ場所なの!当たり前の事をそうじゃない様に言うと、ユンホ殿下の方がバカな子に見えちゃうよっ!〉


《テミナっ!何て事をっ!》



いつもの調子でユンホ殿下にも容赦なく言うテミンの口を、慌てて塞ぐ母さん



『そうだよな、これからは大きな声で言うのやめとく。テミナ、サンキュ!』



母さんに『気になさらず』とニコッと微笑み、テミンの頭を撫でるユンホ殿下
さすが僕の母さん…ユンホ殿下のイケメンすぎる笑顔に目がハートになってるよ



《あっ、皇太子殿下、そのままではお尻が痛いでしょう?これにお座りください》



小銭を貯めて自分だけに買った無駄に豪華な座布団を、母さんはわざわざ部屋から持ってきて殿下に渡す



僕等が貸してと頼んでも触らせもしなかったくせに…ほんとイケメンに弱いんだから



《えーっとですね、ユンホ皇太子殿下。私達が休んでいる部屋を殿下にお使い頂こうと思っておりまして…そこも狭くて申し訳ないのですが…》



コ尚宮さんが持ってきてくれた荷物をテミンと一緒に解いている時、父さんがユンホ殿下に話しかけた



『私はチャンミンの部屋で結構ですよ、お父様。私達はもう、床入りも済んでいますので』



!!!!!



「ちょっっっ!ユンホ殿下っ!何言ってんですか!!」



今度は僕がユンホ殿下の口を塞ぐ



全く!!何て事を言ってくれてんだ!
僕が娘だってお婿さんにそんな事を言われたらびっくりするだろうに、僕等は男同士なんだから!!両親の身にもなってくれ!!!



「とっ、床入りって言ってもほら、僕は女だって思われてるからさ!形式上のものだよ、父さん!婚儀の日にね、何か、そういうしきたりみたいでさっ!」



ふぅ…せっかく久しぶりに実家に帰ってきたっていうのに、おちおち座る事も出来ないよ



「えー?男同士だって愛し合ってればさぁ~結ばれることは出来るんだよぉ」



!!!!!



テミナっ!おまえまでっ!
もう勘弁してっ



「ユンホ殿下っ!僕の部屋でいいですよねっ!テミンと三人、修学旅行みたいに並んで寝ましょう!!」



こうなったらひとまず部屋に殿下を連れて行こう
テミンも連れてって叱りつける必要があるぞ



呆気にとられている両親を置いて、僕はユンホ殿下とテミンの手を引っ張り階段を登っていく



二つの勉強机…といってもレンガに板を乗せただけの粗末なものだけど、その間に布団を並べて寝ていた僕とテミン



この部屋には小さい頃からの思い出がたくさん詰まってる



ユンホ殿下は珍しそうにキョロキョロと見回した後、サッと何かを手にして畳んである布団にもたれた



『俺はずっと…俺の知らなかった頃のチャンミンが見たかったんだよ』



意外にも目ざといユンホ殿下は
僕ですらずっと見ていなかった古いアルバムを手にしていた



『チャンミンは小さい頃から可愛かったんだなぁ』



僕のアルバムをめくりながらユンホ殿下がおっしゃる



「小さい頃はそうかもしれませんけれど…今は可愛くなんかないですよ」


『何言ってんだ。俺にとっては眩しいくらいに可愛いよ』



可愛いなんて言われても
本来なら男の僕には嬉しくない言葉だというのに



この狭い僕の部屋で脚を投げ出して
ただ、アルバムをめくっているだけのユンホ殿下のお顔が



一緒にいる僕までも幸せな気持ちになるくらい
嬉しそうなお顔をなさっていて…



そんなお顔を見ていたら
“可愛い”と言われた事すらも嬉しく思えてくる



ユンホ殿下の声が、表情が
僕の全てを変えていく魔法の様に思えたんだ






ランキングに参加しております
応援していただけると嬉しいです

にほんブログ村 BL・GL・TLブログ 二次BL小説へ
にほんブログ村
関連記事
スポンサーサイト
別窓 | 至愛 | コメント:6 | ∧top | under∨
<<拍手コメントの御礼とつぶやき | TVXQ 〜Vertigo〜 | 縁結 第2章 ~至愛 24~>>
この記事のコメント
チャンミンのアルバム(*´Д`)ハァハァ♥♥
チャンミンの小さい頃のアルバムですって!!
ฅ(⊙Д⊙")ギョギョッ
(*´Д`)ハァハァ♥♥ゆっくり見たいわぁぁぁぁ󾬏󾬏

何か一般人の家に入られた事なんて無い
ユンホ殿下が 靴のまま🏠の中に
入ろうとしてるわよ!!|д゚)チラッ!!

やっぱりチャンミンのイケメン好きは
オンマ譲りだったみたい(b´∀`)ネッ!((´∀`))ケラケラ
ユンホスマイルに 殺られてる( ̄∀ ̄;)
自分専用のお気に入りの座布団も
貸してあげてるし( ・ิ౪・ิ)( ・ิ౪・ิ)

ユンホ殿下も チャンミンの両親に
床入りの儀式は済ませた!!って
さらっ!!と爽やかに話すもんだから
二人とも固まってるから( ✧Д✧) カッ!!( ✧Д✧) カッ!!

テミナとチャンミンと3人で川の字で
寝るユンホ殿下!!……ちょっとくみをも隙間にイレテクレ╭( ・ㅂ・)و グッ !

さっ 今から急いで夕飯作って
義母を連れて近くの公民館まで 用事に
行かなきゃならないわ。゚(゚´Д`゚)゚。
ちょっと嫁してくるわね( ̄∀ ̄;)嫌だけど……

すみをも 今日は疲れただろうから
ゆっくり早めに休んでね♡(๑¯ ³¯๑)
2016-09-30 Fri 18:19 | URL | くみちゃん #- [内容変更]
ウッホ━━━━ヽ(*'∀`*)ノ━━━━イ
本妻の座を奪還したわよぉ♡
(*`艸´)ウシシシ
くみをにもちゃっかり自慢済み~‼

チャンミンの小さい頃のアルバムですってー‼
それは何とか手に入らないのかしら( ✧Д✧) カッ!!
その為の残業なら、ありを頑張れるわ( ✧Д✧) カッ!!

靴のまま部屋に入ろうとしたユノの腰に抱きついたー(*´Д`*)ハァハァ・・
ありをも抱きつきたいー‼
そして逞しい背中に額をグリグリしたいー‼

(*゚Д゚)*゚Д゚)*゚Д゚)エエエエェェェ!!
3人で川の字~‼
ヾ(。`Д´。)ノ彡☆ブーブーッ!!
テミン‼気を利かせてパパとママの所で寝なシャイニー‼

最後に一言‼
チャンミンはウルトラ超ド級可愛いよー\ カワイィー♪ /
言い逃げースタコラサッサッε=ε=ヘ( ゚ 3゚)ノ
2016-09-30 Fri 20:53 | URL | Ali #- [内容変更]
Re: くみちゃん様
おはようございます
コメントありがとうございます(o^^o)

あんな可愛い子が生まれて来た日には、365日写真を撮りたいわよねぇ〜♡きっとチャンミンのパパンとママンはそう思っただろうなぁ!でもあんなに大きくなっても超絶可愛いってほんとどういう事なのかしらね(^_^;)

確かね、実際のドラマでもシン君がチェギョンの家に靴のまま入ろうとした記憶があるんだけど...忘れちゃった
ユノがすっとぼけて何かをしようとして、慌てて止めるチャンミンをイメージして書きました(o´艸`)

くみをったら、ユノチャンミンテミンの川の字に紛れ込もうとするなんて...私も混じるわ!!( ✧Д✧) カッ!!
どういう順番にする?あなたはチャンミンとユノの間って言うわよね?絶対。じゃあすみをはその反対側でユノとテミンくんの間に入るわね♡

ハッ!!Σ(ll゚Д゚ノ)ノ ありをが怒ってる...
じゃあチャンミン真ん中で左右にあなた達が入って私は別の部屋でユノとテミンと寝るわ〜∩(´∀`)∩ワァイ♪
2016-10-01 Sat 07:05 | URL | ゆんちゃすみ #- [内容変更]
Re: Ali様
おはようございます
コメントありがとうございます(≧∇≦)

残業続きで疲れているっていうのに...すみをの本妻の座をゲットしてくれたのね(´;ω;`)ウッ…
思えばよく分からない戦いだけれども(笑)くみをは本気で悔しがるし、ありをもまるで子供のように無邪気に(。・ω´・。)ドヤァッってやるからそんな二人が本当に愛おしいわ♡

んまぁ!!ありを、ユンホ殿下の腰に抱きつきたいですって?!それだけでもチャンミンさんの怒りの鉄拳が飛んでくるし、背中にぐりぐりなんてやってごらんなさい!!
ありを...生きて帰れないわよ((((;゚Д゚))))

ユノは僕のですって、何かにつけて言ってくるチャンミンさんの姿が浮かぶわね...しかし彼はなぜビギ達にあそこまで牽制してくるのか分からないわ(。-∀-)

ありを、テミンくんは作者の陰謀ですごくいい子なんだから...きっと気を利かすわよ♡いやーほんといい子だわぁ(*ノ>∇<)ノ♡
2016-10-01 Sat 07:08 | URL | ゆんちゃすみ #- [内容変更]
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2016-10-01 Sat 19:22 | | # [内容変更]
Re: ユ****様
こんにちは
コメントありがとうございます(o^^o)

∩(´∀`)∩ワァイ♪
そうです、あのちょっと困った犬的なユノさんの顔ですよぉ!!良かったぁ!ユ****さんもやっぱり一緒だったみたいです♡
あれはきっと本人が自覚していない得意技だと思うんです(*ノ>∇<)ノ
あれで多くの年上の先輩やら軍の上官をもたらしこんでいると思われます(笑)

いやあ、到着早々抱きつかれたもんだから、さすがのユンホ殿下も動揺したみたいですね(o´艸`)
ちょっと可愛い勘違いでした♡個人的にはこんな感じの小さな萌えで転げ回っちゃうんですよ〜

ユ****さん...ダメですよォ!!
チャンミンの実家ですってば( ̄× ̄)b゙NG!!
我々がさりげなく狙っているお仕置きも...計画の時点でもうチャンミンにバレてしまい、エステどころかおっしゃるように入院の準備が必要そうですΣ(||゚Д゚)ヒィィィィ
2016-10-02 Sun 15:30 | URL | ゆんちゃすみ #- [内容変更]
∧top | under∨
コメントの投稿

管理者だけに閲覧
 

| HOME |