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起点 6
2015-09-18 Fri 18:00





大好きな2人をイメージしたフィクションです
あくまで心の中でのお話です
ご承知おきください









汚れていない場所の掃除なんて
あっという間に終わっちゃって



ピザを頼んでから
まだ10分しか経っていないことに溜息が出る



ちらりと視線を動かすと
未だにソファーで同じ格好を続けるヒョン



勢いのままに告白してしまい、気持ちを伝えられたと自己満足していた僕だけど



ヒョンのそんな姿を見ると…
少しずつ不安な気持ちが生まれてくる



掃除を終えてしまい
手持ち無沙汰になってしまった僕は
その不安に煽られて
ちらちらとヒョンを伺う




!!!



ヒョンが顔を上げて僕を見た
僕は悪いことをしている訳でもないのに
びくっと体を縮ませる



『部屋にいるよ。ピザ届いたら声かけて』



ヒョンはそう言うと
自分の部屋に消えてしまった




「ふぅぅ~」



僕は思わず深呼吸をして
その場にへたりこんだ



やっぱりあんなこと言わなければよかった



さっきまでの自己満足がすっかり何処かへ消えてしまって、僕はまたネガティヴな気持ちになる



そうなんだ
僕はやっぱりこの程度なんだな



元々内向的に考えるタイプの性格で
一度下向きにスイッチが入ってしまうと
頭の中のどの思考回路も
一斉にスイッチを下に下げる





あんなこと言うんじゃなかった


ヒョン、僕の事気持ち悪いって思ったかな


男同士で愛してる、だなんて…


ヒョンまでここを出て行っちゃうかも


もう僕なんか誰も必要としてないんだ


どうしよう、どうしよう、どうしよう





頭の中のありとあらゆる場所から
そういう類の声が聞こえてくる



2人になってしまってから
毎日のように襲いかかる
不安や焦り、絶望感



さっきまで治っていた負の感情が
堰を切ったように溢れ出してしまう



もう僕はここに居られない
辞めるって言おう
家に帰って、もう一回やり直してみよう
両親だってきっとわかってくれる




一気にネガティヴないつもの自分に逆戻りしちゃった僕は



自分で出した答えから逃げるように
そう思ってしまったんだ







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