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起点 2
2015-09-14 Mon 18:00



大好きな2人をイメージしたフィクションです
分裂期に触れています
ご注意ください









あの頃の僕たちには
色々なところからバッシングを浴びせられた
心無いファンに、生卵を投げつけられた事だってある



同じ事務所の中でさえ浮いた存在になって
仲良くしていた他のグループのメンバーからさえも、僕たちが裏切り者扱いをされた



普通に考えたら理不尽だと思うけれど
なぜか世間はそんな風潮で



そんな中で、僕は今までヒョンにどれだけ守られていたのかを身を以て感じた



僕は守られて居ながらも、理不尽な状況に耐えられなくて精神的にもぼろぼろになり



ずっとそばに居てくれて僕を守ってくれているヒョンにも事あるごとにやつ当たりした



今思えば
僕があんな状態になっていて
ヒョンはよく僕を見捨てなかったと思う



当の僕が言える義理じゃないけれど



僕が逆の立場だったら・・・
逃げ出していたんじゃないかと思うんだ






この先どうなるか全く先行きの見えない状況で、何もなく1日1日が過ぎていくだけだった



そんなある日
2人だけでは広すぎる空間になってしまった宿舎のリビングで



読んでいるのに内容が全然入ってこない本を放り出した僕は何故か涙が出てきた



本を読んでいても考えてしまうのは
自分のおかれる今のつらい現状



流れる涙は止まるどころか
泣き声を上げるまでに勢いを増して
泣きじゃくるまでになる



少し離れたテーブルでパソコンを弄っていたヒョンが、びっくりしてソファーに座る僕に駆け寄る



『どうした、チャンミナ?』



ヒョンはそう言いながら隣に腰を下ろし
いつもの様に僕の背中を撫でる
そのヒョンの手が温かくて優しくて・・・



ただ何も言わずに撫で続けてくれる



僕はまるでむずがる赤ん坊で
ヒョンはその母親みたいなんだけれど



いつもはしばらく撫でてもらった後



「ヒョン、ごめん。もう大丈夫」



ってまた何事も無かったかのように
振る舞うんだけど



今日はもう、自分でも何を言ってるのか理解出来ないくらいにパニックになった



「どうしてヒョンはそうやって優しくするの?今はなんだかんだ言ってどうすることも出来ないから、仕方なく僕をあやしてるだけでしょ」



『何言ってんだ、チャンミナ』



「ヒョンはこんな面倒くさい奴なんか残してあの人達と一緒に行けば良かったって思ってるんじゃないの?」



『チャンミナ!何だそれ!』



それまで優しい眼差しだったヒョンの顔色が変わった。パニックになっていた僕ですら身がすくむ様な目付きになったヒョン



それでも今日の僕は黙らずに食い下がる


「ヒョンにとって僕は重荷なんじゃないの?もう僕なんか放っておいてよ!」






ーー バシッ ーー



張り詰めた空気を裂く乾いた音



それはワガママ放題の僕を
ずっと溺愛してくれていたヒョンが



初めて僕の頬を打った音だった







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