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情火《特別篇-4-》
2016-02-21 Sun 18:00


このお話はフィクションです

軍隊、及び軍内部につきましては実在の物とは一切関係ありません。ご了承ください

CPはミンホです
R18表現を含みます
ご注意ください




side Y




シム准将によってもたらされる快楽を望んでいる俺と



シム准将をただひたすら愛している俺…



その両方が、彼の分身へ奉仕する俺を作り上げている



だからこそ



俺自身には何の刺激もないというのに
彼の分身に尽くしているだけで
すでに自分のそれも芯を持ちはじめていた



シム准将は
もういい、というふうに俺の頬を指でたたく



はち切れそうなほど漲ったものをそのままにして、彼は俺の身体に残っていた泡をきれいにシャワーで流す



そして俺の手を引いて、広いバスタブに一緒に身体を沈めた



彼の方が細くて軽いから
それまでの立場がすっかり逆転して、俺が准将を抱え込む体勢になり



俺に咥えろ、という勢いだった彼が
今度は俺に耳朶を甘噛みされて頬を染める



〈シム准将〉という男を彼が演じて、強がって生きていると感じた事もあったけれど



それは、大きな誤解だったのかもしれない



シム准将は
軍人である彼の生き様そのものだ



多くの者が平伏すだけの支配力が
彼には備わっている気がする



祖父から父へと受け継がれ、そして彼自身へと受け継がれる、軍をまとめ上げる力を持つ血筋のなせる業だろうか



彼の中で眠っていた
シム・チャンミンという、ただの男としての一面



それが、俺に身体を凭れさせて頬を赤らめる彼なのかもしれない



男としてチェスで勝負を挑み、勝利を勝ち取って
男として彼を抱いた



その時に、彼の中で眠っていたもう1人の男が目を開けたのだったら、それはそれで嬉しいけれど…



俺は
シム・チャンミン准将を愛した
だから、今はまだ
シム准将に与えられる快楽を享受したい



兵役が終わった時
21ヶ月の〈時〉が、どう変えるか今はまだわからないけれど



彼の元から去る時に
その時にもう一度、今度はシム・チャンミンという1人の男と出会いたい



きっとその時、俺は
再び彼に惹かれるはずだ



准将は、もしかしたら
俺が兵役を終える時に俺たちの関係が終わると思っているかもしれないけれど



彼が俺の兵役期間中、自分のそばに置く配置をして俺を手放さない様にしたのと同じく



今度は俺が、准将を離さないと誓おう



訓練所では射撃場の冷たい床に引き倒されて、勢いのままに抱かれ
厳しい暑さの中ランニングする同期を見下ろす様な体勢で真昼間から抱かれた



禁断の愛に溺れてゆく自分のことを
神に懺悔したのは、ついこの間のことだったが



それが今夜は
まるで全てのものに赦され、祝福されている様な甘い2人になって



薔薇の香りのするピンク色の湯が張られたバスタブに身体を沈めただけでなく



今度は、薔薇の花びらが敷き詰められたベッドに身体を沈められた



優雅な動作でベッドに上がったシム准将が、湯上りに着ていたバスローブを脱いで膝立ちで跨がる



俺の体重とシム准将の2人の重みで、薔薇の花びらと共にマットレスが沈みこんで



「こんな柔らかい物の上で、貴様を抱くのは初めてだ…」



手のひらで掬いとった薔薇の花びらを俺の身体に降らせながら、低い声で囁くシム准将



こわいくらい濃い色香を放つ、そんな艶かしい微笑みに見つめられただけで背筋がぞくりとして



恋人になったのだから〈貴様〉はやめろよと自分で言った事も忘れて、胸を高鳴らせて彼の次の動作を待つ俺がいた



「あの時は…場所が場所だったからな。今夜はたっぷり時間をかけて、貴様を抱く」



シム准将はゆっくりと唇を合わせてきた



彼の舌が強引に歯列を割ってきて
俺の舌がそれを自ら迎え入れ、絡めとる



荒々しく口腔内で動き回ったと思えば今度は
唇で俺のそれを弄ぶように甘く挟み込んできて



シム准将の猛々しさと
シム・チャンミンの甘美さの両方を、唇だけで与えられている気持ちになる



彼の舌と、しなやかな指によって
俺の全身に施される愛撫も同じで



胸の突起を指で挟みぐりぐりと捻られたと思えば今度は、柔らかい舌にたっぷりの唾液を含ませながら転がされ



シム准将から直接触られていないのに
はしたなくも、俺の中心は先端が腹につく勢いに反り返り、ふるふると蜜液をこぼし始めていた



彼は指で蜜を絡めとり、隠微な笑みを浮かべながら、飴と鞭という表現が的確に当てはまる様な愛撫を施す



彼が初めに宣言した様に



シム准将は頭の先から足の指の先まで、甘くゆっくりと時間をかけて愛してくれた



訓練所で味わった未知の官能は、まだ入口にしか過ぎなかったようで
それよりもさらに深く濃厚な快楽を与えられる



「貴様を支配しているのが誰なのか、身体中に刻んでやる…」



そんな不遜な台詞すら、俺の耳には媚薬のように作用して



俺の身体に重なったシム准将の角度が変わるごとに俺の全身に電流にも似た刺激が走る



すでに数回欲を吐き出しているにもかかわらず
俺のそこからは色のつかない液が絶え間なく滴り落ちていた



いつの間にか身体を起こされて



見上げていたはずのシム准将の美しい顔が
今度は下から俺を見つめ、俺の身体を突き上げながら言う



「私の全てを…ユノに吸い取られそうだ……」



「貴様」と呼んでいたと思ったら今度は
「ユノ」といきなり名前を呼ぶ



そのことへの恥ずかしさからか
眉間にしわを寄せたシム准将が猛烈に愛おしくて



俺の身体は自然と、彼を快楽へ誘なう様に動いた



シム准将の動きと俺の動きが複雑に重なり
俺の中にいる彼の質感が増したと感じた瞬間



シム准将は、今まで以上にゆっくりと時間をかけて精を吐き出した



『シム准将……』



彼の胸に倒れ込み囁くと



「名前を…呼んでくれないか…?」



と、消え入る様な声で言う愛しい人



「チャンミン……愛してる……」



真紅の薔薇に囲まれて
満足そうに微笑むシム准将は



その薔薇以上に美しい色で
頬を染めていた……




情火 特別篇 -完-



最後までお付き合い下さり
ありがとうございました


ゆんちゃすみ


オ***様

特別篇は楽しんで頂けたでしょうか
情火のふたりを愛してくださり、本当にありがとうございます
本篇連載時に頂いたコメントがとても励みになりました
また、機会があればその後も書きたいなと思っております





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この記事のコメント
にゃー‼2
2016-02-21 Sun 18:14 | URL | Ali #- [内容変更]
↑何これ(笑)モォッゥヾ(≧з≦)ゞブッ
オゥウオウッオオウッ←アシカではありません。

じーーーーーんっとしました(´•̥̥̥ω•̥̥̥`)♡
ユノと呼び、チャンミンと呼ばれ、シム准将が素のシム・チャンミンを見せたんですね、、、

オウッオゥウオオウッ〜〜〜(T ^ T)
2016-02-21 Sun 18:26 | URL | あゆ #- [内容変更]
にゃー‼2で本妻の座を、くみをから奪還したわヾ(  ̄▽)ゞオホホホホホ
スタポのチャンミンに服を買ってあげてたら出遅れたから焦ったわよ‼

とうとう挿れちゃったわぁ(〃艸〃)ムフッ
でも大丈夫だったわ( ー`дー´)キリッ
可愛いチャンミンが見え隠れしてたからドキドキしちゃったぁ♡
ユノも男らしかったから素敵だったぁ(〃艸〃)ムフッ
すごい事ですわよ奥様‼
ホミンしか読めない私が、ゆんちゃすみさんのミンホは読めちゃうんですのよ‼
しかもっ‼素敵だったぁ♡って思うなんてヽ(*'0'*)ツ ワァオォ!!
ゆんちゃすみさん天才ね‼
2016-02-21 Sun 18:27 | URL | Ali #- [内容変更]
アシカと猫がいる( ・ิ౪・ิ)
ちょっと純文学読んでたら
こんな時間だった( ̄∀ ̄;)ちーん…

おかけでアシカと猫(=^・^=)が
暴れてたわ(´▽`) '`,、'`,、

後でゆっくりコメントします!
2016-02-21 Sun 18:32 | URL | くみちゃん #- [内容変更]
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2016-02-21 Sun 20:11 | | # [内容変更]
薔薇🌹が咲いた薔薇🌹が咲いた(//∀//)
ゆんちゃすみさん こんばんは〜
ここは猫(=^・^=)やらアシカやら
動物までやって来る人気のスポット
なんだねぇ〜 ╭( ・ㅂ・)و グッ !
くみをお手あげฅ(๑*д*๑)ฅ

今日は薔薇🌹薔薇🌹薔薇🌹の香のする
ピンクの湯が張られたバスタブに入って(゚A゚;)ゴクリ
薔薇🌹の花びらが敷き詰められたベットに
身体を沈めたり……♡♡♡(♡ >ω< ♡)きゃー( ●≧艸≦)

そこにバスローブ姿のシム准将キタ━(゚∀゚)━!
キタ━(゚∀゚)━!キタ━(゚∀゚)━!(゚ロ゚)(゚┏Д┓゚;)(゚┏Д┓゚;)

貴様って呼んでたのに途中からユノになり……♥
シム准将って呼んでたのにチャンミンになり♥

チャンミン愛してる♥の最後の
言葉が素敵な終わり方でしたね❀.(*´▽`*)❀.

愛が溢れてる。:+((*´艸`))+:。。:+((*´艸`))+:。

今回はチャンミンの誕生日から
4話連続で情火の続編アップして
くれてありがとう♡(๑¯ ³¯๑)
ゆんちゃすみさんの軍の事を良く調べて
詳しくお話を書いていたり
言葉の1つ1つを丁寧に選んで
書いてたり ゆんちゃすみさんしかない
世界観を作ってる作品だと思ってます(*´∀`)

また続編を楽しみにしてますね!
それに コメント返しも最高だわ( ・ิ౪・ิ)
でも シム准将になりきって
あたしを馬とセットにするのは
勘弁して( ✧Д✧) カッ!!(・д・)チッ(・д・)チッ(・д・)チッ
2016-02-21 Sun 20:37 | URL | くみちゃん #- [内容変更]
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2016-02-21 Sun 22:39 | | # [内容変更]
こんばんは〜♡
ゆんちゃすみさんこんばんは♡
番外編お疲れ様でした*ˊᵕˋ)੭
シム准将の頬を赤らめシーンがやばかったデュフ♡
お風呂のシーンとか、名前で呼んで欲しいとか(///ω///)
楽しませていただきました〜♡
またお帰りをお待ちしておりますね•*¨*•.¸¸♬
2016-02-21 Sun 23:04 | URL | しおん #- [内容変更]
Re: Ali様
おはようございます
最後までお付き合いくださり、コメントありがとうございました♡

捨て身の「にゃー!!Part2」により、見事本妻の座を奪い返したAliさん٩(>ω<*)وおめでとうございます!
くみをが鼻の下伸ばしながら純文学を読みふけっている間に...やりましたな( *´艸`)

挿れちゃったんですよ!奥様!
んまぁ、ありをにそんな風に褒めてもらって...ほめ殺し作戦ですかお?!(*/ω\*)

シムケルの時にあんなカッコよくキメてるのに、センイルチュッカヘ〜の動画の時は両手をグーにして恥ずかしがるチャンミン

そんなギャップをシム准将にもしてもらいました♡
2016-02-22 Mon 05:49 | URL | ゆんちゃすみ #- [内容変更]
Re: アシカ...じゃなくてあゆ様
おはようございます
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました♡

えへへ
ガッチガチだったシム准将が、ほぼ陥落しましたかね?韓国語では貴様という言い方は「貴様、お前、君」等々目下に呼びかける「너」という言い方しか無いようなのですが、それから「ユノヤ」に変化するのはだいぶ親しい印象ですよね!

チャンミンはユノヤと呼びませんが、日本では意識して「ユンホ」って呼んでる気がして萌えます(∩´∀`∩)*゜
2016-02-22 Mon 05:58 | URL | ゆんちゃすみ #- [内容変更]
Re: マイク眞木じゃなくてくみちゃん様
おはようございます
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました♡

特別篇最終回に相応しく、猫やらアシカやらマイク眞木までも駆けつけてくれて、豪華な締めくくりとなりました
くみをさんが嫌がるけれど、タンクトップシウミンと馬と愛犬も駆けつけてくれて...Σ(゚Д゚ υ) アリャまるで騎馬戦の様にくみをを担いで行ってしまったわ!

私はAliさんが情火のために作ってくださったタイトル画がとても好きで、くみちゃんさんもすごく気に入ったと言っていた記憶があります
本篇最終回にシム准将にたとえて百合を出したのですが、今回はそんなことで薔薇を多用しました

ベッドの赤い薔薇は情熱、愛情、熱烈な恋という花言葉、テーブルに活けたオレンジの薔薇は魅惑、信頼、絆という花言葉らしいです。それぞれシム准将とユノ訓練兵の関係を意識して書きました

またいつか、このふたりを書ければいいなと思っております♡
2016-02-22 Mon 06:16 | URL | ゆんちゃすみ #- [内容変更]
Re: オ***様
おはようございます
最後までお付き合い下さり、ありがとうございました♡

楽しんで頂けたでしょうか
連載時からオ***様には身にあまる様な暖かいお言葉を頂いて…時節柄躊躇う軍隊を舞台にして、尚且つミンホという高すぎるハードルに自分で追いつめられる事もしばしばでしたが、そんな時に頂いた情火の二人が好きというお言葉でどれだけ励まされたかわかりません

硬い軍服に身をまとい、軍人として生き抜いていたシム准将にユノの情熱によって血が通い、そして今回で軍服を脱いだことで素顔を出すことができました

次はどんな変化を書こうかな…と自分でも楽しみになりました

これからもよろしくお願いします♡
また遊びにいらしてくださいね(*´∀`)

2016-02-22 Mon 06:26 | URL | ゆんちゃすみ #- [内容変更]
Re: サ**様
おはようございます
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました♡

だぁーー(*/ω\*)
そんなそんな、とんでもないです
私もサ**さんのシム愛をもっともっと見習って、台詞の言い回しを彼が目の前に浮かんでくる様に書きたいです

ユンホさん?アンデー(><。)
カコイイじゃなくてカワイイの塊になって、ホミンが成立しにくくなりそうなので...(;´д`)
そんな時はようつべでケチミ期の動画を漁ります♡

個人的には、ユンホさんの白い肌にシム准将が薔薇の花びらを手で掬って降らせたところがお気に入りでした

こちらこそ、どんどん絡んでくださいませ〜(∩´∀`∩)*゜
職場の若い子に(LINEの)すぐお返事来るからどんだけスマホ依存なんですか!!って笑われるくらいなので(笑)即!絡み返します!
2016-02-22 Mon 06:39 | URL | ゆんちゃすみ #- [内容変更]
Re: しおん様
おはようございます
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました♡

ガッチガチだったシム准将が頬を赤らめるというシーンは、自分でもすごくお気に入りなのでしおんさんにそう言っていただけて嬉しいです(∩´∀`∩)*゜

余裕が出来たら絶対書こうと決めていた情火の続編だったので自分でもとても楽しめました♡

やはり毎日の更新は大変だと思います
しおんさん、頑張ってくださいね!!
応援団がついていますから٩(>ω<*)و
2016-02-22 Mon 06:44 | URL | ゆんちゃすみ #- [内容変更]
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このコメントは管理人のみ閲覧できます
2016-02-22 Mon 10:13 | | # [内容変更]
Re: コ***様
こんにちは
コメントをいただき、ありがとうございます

コ***様はじめまして♡
ご訪問頂いただけでもありがたい事ですのに、この様に温かいお言葉を頂いて本当に嬉しいです

私も同じ世代なので、それだけでコ***様に親しみを感じてしまいます(∩´∀`∩)*゜
これからも、こんな私ではございますがよろしくお願い致します♡

頂いたお言葉で、本篇最終回のシム准将の事を勝負に負けユノを受け入れ、愛を得たという表現で表してくださった事が、大変感動致しました
私自身、ハードルの高すぎる内容を選んだせいで自分を追い詰め試行錯誤を続けたお話なので、情火は非常思い入れのあるお話です。

コ***様に続編を...というお言葉を頂戴して本当に嬉しく舞いあがっております٩(>ω<*)و

軍服を脱いで、素顔を少しずつ見せているシム准将と兵役期間中のユノを二等兵〜一等兵という昇級に合わせて続きを書ければいいなと思っております

またぜひ、遊びにいらしてくださいね♡
2016-02-22 Mon 12:21 | URL | ゆんちゃすみ #- [内容変更]
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