耽溺 第2章 ~密事 1~

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二人のキャラが若干崩壊しています
ご承知おきください




俺はチョン・ユンホ
29歳、血液型はA型



紳士服ブランド“jil-ju”でショップスタッフをしている



最近、久しぶりに恋人が出来た



今まで付き合った人の中でも(…と言ってもこの歳にしてはそんな多くねーけど)



これでもかってくらい相手にベタ惚れしてる



……うわっ俺ってば、ベタ惚れとか!!



何言っちゃってんだよ!恥ずかしい
いや、でもさ、これがまたほんとに可愛くて……



〈チョン・ユンホォッ!!!てめえ、また1人でニヤつきやがって!〉



女に見紛うくらいにきれいな顔をしているくせに…ヒチョリヒョンから繰り出された恐ろしく素早い蹴りが俺を襲う



『ごめん!ヒョン!』



“jil-ju”の一号店であるこの路面店で、店長を務めるキム・ヒチョルは俺の入社当時からの良き先輩で遊び友達だ



最近恋人が出来た俺とは逆に、モーションをかけてたお気に入りの女に振られたヒョンは、恋人を思い出してニヤける俺を目の敵にしてる…気がする



そんなヒョンからの蹴りがさらに襲いかかってくる前に、俺はストックに逃げ込んだ



ヒョンに蹴られた脛を摩りながら、ストックで品出しする商品をチェックしていると



《おまえさーもうちょっと時と場合を考えてデレてくんない?俺にとばっちりがくんだけど》



そう文句を言いながら、同じ様に脛を摩りながら同僚のイ・ドンヘが入ってきた



『ごめん…おまえもヒョンに蹴られた?』


《いきなりやられたんだぞ?ユノが1人でニヤニヤしてるから、店長の機嫌が悪くなんだよ》



ドンヘはブツブツ言いながら、俺の抜き出した商品を持って出て行った



最近ウチのブランドは売れ行きが好調だ
普段は毎日閉店間際に商品を品出しすることなんて無かったんだけど



ここのところ、100万ウォン以上するスーツもよく出て、毎日商品を補充しないといけなくなった



ヒチョリヒョンは、店をさっさと閉めて次なるお気に入りを探す合コンに行きたいみたいで



いつまでも品出ししないでニヤけていた俺に腹が立ったらしい



いや、俺自身はそんな顔をしてたつもりはないんだけどさ…



ヒョンは俺の脛に怒りの蹴りを飛ばし、さらに何も知らず近くに来たドンヘまで巻き沿いになった様だ



俺ともあろうものが…
恋人が出来たくらいで、こんな風にデレるなんてダメじゃないか。自制せねばならないな



って……そんなことが出来るかってんだ
だって、俺の恋人っていうのは……



〈チョン・ユンホォォォォ!!!ストックに閉じ込めんぞ!〉



ヒョンからの怒鳴り声に、俺は慌てて残りの商品を持ってフロアに戻った



商品の品出しを終わらせて、イライラがピークに達していたヒチョリヒョンを何とかなだめ先に帰した



ドンヘと店じまいを済ませ、駅の前で別れる



明日は休みだ
大好きな店でチキンを買って、久しぶりに家で一杯やろうかな



そう思って、チキンの店に歩き出す



チキン屋の手前に差し掛かり、ビルに備え付けてある大きなモニターを通り過ぎると



重厚感のあるオーケストラの音楽に乗せて走る一台の車がモニターに映し出される
トップメーカーの新車のCMらしい



運転席に座る男…



ただ前を見て運転しているだけで、全身から色男のオーラを放つ男が、ルームミラーに手をやって呟く



「Are you ready?」



俺は
立ち止まって、ショーウインドウに張り付く



そう
そんなセリフを言ってルームミラー越しにこちらを見つめている、その男こそ



この国のトップスターである俳優



そして
俺のベタ惚れしてる恋人



シム・チャンミンだ






今回もタイトル画、バナーをAli様より提供して頂きました

いつもありがとうございます

ホミンを愛でるAliの小部屋



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