耽溺 1

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このお話はフィクションです



このお話は短篇で書きましたお話の続編になります。よろしければそちらを先にご覧くださいませ

悔恨 (前・中・後篇)




耽溺…



それは一つのことに夢中になって他のことを顧みず、不健全な遊びに溺れる様をいう



俺は
溺れたのか?溺れさせられたのか?



全ては
あの夜から始まっていたんだ…



-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*



〈ユノヤ~お前も今日行くだろ?〉



レジを締めながら俺に聞いてきたのは、俺の同期であり親友のイ・ドンへ



《行かねぇよ、コイツ。この間の事がトラウマになってて、酒やめてんだって》



最後の客への接客に使った服を元に戻しながら、そう返したのは俺の先輩でありこの店の店長をしているキム・ヒチョル



ソウル市内で多くのブランドショップが立ち並ぶエリアの一角にある、有名な紳士服ブランドの路面店



有名な俳優やモデルにも愛用者が多いアパレルブランドで、デパートやファッション複合店にも出店しているが、この路面店が一号店になる



俺はチョン・ユンホ。29歳、独身、彼女無し



うちのブランドはショップ店員のルックスも重要な採用条件になっているから



それをクリアして入社してるって事は、見た目もそこそこだと思うんだけど



自分でも不思議なくらい、女にモテない



それなりに付き合った彼女はいたけど、気づくと別れてるって感じで



仕事は楽しいしドンへやヒチョリヒョンと遊ぶのが楽しいから、彼女が居なくても特段困る事はないんだけどさ



って…
こんな事言ってるとまた嫌なこと思い出しちゃうからやめるわ



『当分お前らとは酒なんか飲みに行かねぇよ!!』



俺は投げやりに言うと、さっさと掃除道具を片付けた



《ほらな、ドンへ。今日は俺らだけでこの間の店行こう》



ヒョンはあっさりそう言うと
《鍵頼むな~》と手をヒラヒラさせてロッカールームに消えた



チクショー
俺だって美味いもん食べたいし、あの甘くて美味いしかったカクテル飲みたいのに…



んがぁぁぁ!!
お前らが俺を放置して行ったせいで!!
どんなひどい目に遭ったか知らねーだろ!!



クッソー!!



「その切れ長の目がたまんないね…ゾクゾクするよ」



「モテるでしょー?女が放っておくわけないもんなぁ」



「僕…マジでユノヒョンのこと好きになっちゃった」



いやぁぁ!!



忘れたいっていうのに!!
どうしてそういう記憶って消えないの?!



むしろより鮮明になっていくってどういうこと?!



俺はあの男によってインプットされた消えない記憶と戦っていた



MAXこと、シム・チャンミン…



一流ファッション誌からモデルとしてデビューし
パリコレでは海外の有名ブランドのアジア人初の専属モデルとして名を轟かせた



俺もファッション業界で働いているし、やつのデビューしたファッション誌には、うちのブランドも衣装提供しているから



あいつの顔は必然的に目に入った



9頭身はあろうかというスタイルで
この国には珍しく目鼻立ちがはっきりした顔で



ヒチョリヒョンもドンへもパッチリ二重の目をしてるけれど



その2人よりも大きな印象的な目をしてて
男の俺でも見惚れる様なルックスをしていた



自分の顔と対照的な彼の雰囲気に興味があってMAXが載ってるファッション誌は、毎月全部買って見るくらいファンだったんだ



そう
あの…忌まわしい夜までは






今回も、Ali様にタイトル画及びバナーを作成して頂きました。いつもありがとうございます♡

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