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華筏《特別篇 -後-》
2016-02-25 Thu 18:00


大好きな2人をモチーフにしたお話です





どれくらい時間が経ったのだろうか



コンコン…



コンコン…



チャンミンが来てるのは分かってるけど
布団を頭から思い切り被って無視を決め込む



俺だって怒る時もあるんだ



今まではチャンミンが何をしたって頭にくることなんか無かったけれど



いや…
確か前にも



『チャンミンはいつも澄ました顔してさ、俺ばっかり好きみたいでイヤだ』



なんて言ったことがあった



その時も今日も
チャンミンのことを好きだっていう想いが空回りして、1人で勝手に怒ってるだけなんだ



俺の方が年上だっていうのに
ちょっと恥ずかしいな…



「ユノ…入りますよ?」



そう言ってドアが開いた音が聞こえる



「すぐに追いかけようと思ったのですが…せっかくあなたが淹れてくれたコーヒーを無駄にするのが嫌だったので」



チャンミンはまたそんな余裕を見せ、俺が寝ている方に腰掛けた



彼の体重がかかって軋む反対の方へ、俺は寝返りをうってチャンミンに背を向ける



「ユノ…僕が嫌いになりましたか?僕が細かいことを言うから?それとも……」



チャンミンはそう言いかけて
布団をめくり、目をぎゅっと閉じている俺に顔を近づけてきた



チャンミンの体温が
触れていないのに伝わってくる……



そう思った瞬間
コーヒーの香りを残した唇が落ちてきた



「おはようのキスを僕がしなかったから怒った?」



俺の頬を温かい両手で挟んで…そのまま指で穏やかに撫でる



きっとチャンミンは今
俺の好きなあの美しい微笑を浮かべているのだろう



何をしても何を言っても
そんな余裕がある雰囲気に…
ちょっとムカッとしてしまう俺



何だか俺の方が
ずっとずっと、彼よりも幼稚だ



結局俺…どうしたいんだろうな



チャンミンが好きで堪らないんだ
それは紛いもない事実で



チャンミンみたいに余裕がなくて
1人で焦ってるだけなのは百も承知だけど



そういえば…
学生時代の性格調査で〈奉仕の心〉が異様に低かった事を、ふと思い出す



そのくせボランティア委員会に属してたっていうオチがあるんだけど



一方的に尽くしてる感じが嫌なんだろうか



そんなことはないな
俺は、チャンミンに自分の生涯を捧げるとあの時誓った



その気持ちに何ら変わりはないんだし



結局のところ
チャンミンが言ったように



俺のせっかくの休みの日だっていうのに
朝起きて、おはようのキスもしないでチャンミンがアトリエに向かったことに小さく怒ってただけ



チャンミンの役に立ちたいのに
こんな子供じみた我儘で邪魔してる自分が情けない



「ユノ…僕はあなたが居なかったら生きていけないとわかっていますか?」



俺がさっき思ってた様な事と同じ事を言うチャンミン



おまえが居なかったら生きていけないのは俺の方だよ



「もう…休みの日は一日中パジャマ姿で居ても怒りませんから…ね?」



え?いいの?
そう思った俺は、ようやく彼の方に身体を向ける



チャンミン…



なんだよ…そんなのずるい



アトリエで見た彼はトレーナーにジーンズを履いて、作業用のエプロンをしてたはずなのに



いつの間にか
お揃いのシルクのパジャマ姿になっていた



俺がむくれたことに合わせて
…わざわざ着替えて来たんだろう



「ユノ…僕もあなたの休みには、こうしてパジャマ姿で居ますから…ね?」



チャンミン…チャンミン…
やっぱり俺は、おまえの手のひらの上で転がされてるのかもしれないな



チャンミンの膝の上に頭を動かす



黙ったまま
チャンミンの腿に顔を擦り付ける俺は



子供じみた、というよりも
丸っきり我儘な子供だ



俺の頭を優しく撫で続けるチャンミン
その手のひらから伝わる彼の想いに…



些細なことで
彼の手を休ませてしまった自分を悔いる



でも
今日は、このままチャンミンに甘えよう
ずるいけど…たまには許してもらえるよな



「ユノ…まだ怒っていますか?」



そう言って、俺の顔を覗き込むチャンミンの手をそのまま引っ張り、自分の胸に引き込む



『怒ってないけど…今日はチャンミンに甘えようって決めたから。もう一回朝起きるところからやり直し』



我儘な子供になったまま自分勝手に取り決めて
布団の中でチャンミンを抱きしめた



「ふふ……仕方ないですね。僕にいきなり大きな赤ちゃんが出来たみたいです」



身体は俺が
腕の中にしっかりと抱きしめているけれど



気持ちは俺の方が
そんなチャンミンの愛にしっかり抱きしめられてるんだ



自分の我儘で始まったこの時間を
ゆっくりと満喫しようと思った



もう一度
ふたりで眠って



もう一度
ふたりで目覚めよう



……たまにはチャンミンに
こんな感じでワガママ言っちゃおうと



彼には内緒で、こっそり決意した俺だった






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華筏《特別篇 -前-》
2016-02-24 Wed 18:00


大好きな2人をモチーフにしたお話です






大きな窓から差し込む朝日が
自然の目覚まし時計となって、俺を眠りから覚まさせる



今日は休みだから
無機質な機械の目覚めから逃れたくて、アラームを昨夜のうちに切っておいたんだ



まだ雪が残りつつも、陽のあたる場所の穏やかな温もりに春の訪れを感じる様になったこの頃は
朝日が昇るのも早くなった様で



時計に目をやると、まだ6時を少し回ったところだった



いつものように、隣に手を伸ばす
そこに居るはずの温もりがなくて、俺の手が空を切った



チャンミン?



シーツを這う手に伝わる冷たさが
そこに居るはずだった人が、かなり前からいない事を教えてくれて



俺は慌ててベッドから抜け出した



俺の愛しい人は、絵を描いている



彼の作品は
水の美しい碧さに浮かぶ色鮮やかな花弁達の饗宴を描いた独特なものだ



それは…咲き誇る美しい花々ではなく、散っていったもの達だということを忘れさせるほどの艶やかさで



彼の美しい姿を象徴する様なその絵画に惹かれた俺は、描いた人の虜にもなって



今、こうして一緒に暮らしている



絵を描くときのチャンミンは
自分の描きたくなったタイミングでアトリエに向かうから、今朝もそうだったと直感して



俺は、キッチンで急いでコーヒーを淹れる



「パジャマ姿でうろうろしないでってあれ程言ってるのに、あなたっていう人は…」



そう言って、手を口元に添えて美しく微笑む彼が目に浮かぶ



寝起きで少し靄がかかっていた頭にも
コーヒーの香りがスッと入り込んでくれて



こんな些細なことも、休みの日のこれ以上ない朝のひと時を演出してくれた



アトリエをノックすると
中から「どうぞ」と声がした
やっぱりここに居た…



『おはよう、チャンミン。コーヒー淹れてきたよ』


「もう僕の人生になくてはならない人ですね、あなたは…飲みたいと思ったらあなたと共にコーヒーが現れるんです」



そんなこと…今更言うようなことかよ
もうとっくにそうだと思ってた自分が、ちょっとこっぱずかしい



それにさ
コーヒーと同じ扱いかっていう話だ



「パジャマ姿でうろうろしないでって言ってるのに…ユノは、ほんとに…」



そして、そう言われるのも予想してたけど
なんか、嫌だ…



『何だよ!チャンミンは俺の気持ちも知らないで!!』



急にそんなことを言われて
きっとチャンミンは、何のことやらさっぱりっていう顔をしていたと思うけど



言った本人も何で急に腹が立ったのか、さっぱりわかんないんだけど



俺はコーヒーだけ置いて踵を返し部屋を出た



子供が駄々を捏ねてるみたいだって自分でも思う
ほんと…情けないな



俺はさ…俺なりにチャンミンのことを思って
起きてすぐ着替える間もなくキッチンに直行した



好きでパジャマ姿でうろうろしてたわけじゃないし、コーヒーと同じにされたから
理由は完全にお子様チックだけど…面白くない



俺の気持ちを知らないでさ、チャンミンは……





チャンミンの
見惚れるくらい綺麗な鳶色の瞳は色を映さない



俺は、それを知ってから
彼の〈色〉になった



色の種類や名前も勉強した
彼が絵を描くときは、極力チャンミンの隣に居るようにしている



絵の具を取り出し、彼が頭に思い描いている色を忠実に再現したいと思って努力してる



チャンミンを愛しているから…



彼の描く絵画も愛しているけれど
絵画を見られなくても生きていける



でも、俺は
チャンミンが居なかったら生きていけない



彼が生きてゆく上で絵を描くことに情熱を注いでいるから、それを支えたくてやっていることだ



彼のタイミングを見計らって動くのは難しいけれど、チャンミンの思うような作品を作れる環境を作るように努力してつもりで



なんか
俺ばっかりが



チャンミンをすごくすごく好きで尽くしてるみたいで……子供じみてるけどすごく頭にくる



〈すごく〉ばっかりで相変わらず語彙に乏しい自分にも腹がたつし



チャンミンはなぜかいつも余裕があって…
それもなんか悔しいし



俺は1人勝手に腹を立てたまま
寝室に戻ってベッドに潜り込んだ



せっかくの休みだけど
このまま二度寝することに決めて目を瞑った





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拍手30000回の御礼
2016-02-24 Wed 16:00



親愛なる皆様


いつもこのようなところにお運び頂きありがとうございます


この度は「情火 特別篇」にお付き合いくださいまして、ありがとうございました


また、拍手やランキングへの応援、コメントで励ましのお言葉を頂戴致しましたことを合わせて感謝申し上げます




私ごとでございますが、皆様から頂戴しております拍手数が30000回を越えました


1月上旬に20000回越えの御礼を申し上げたと思ったら、間をあまりおかずに再度御礼を申し上げる次第になりました事に驚いております


ひとえにお運び下さる皆様のおかげだと痛感しております


感謝の言葉も月並のものになってしまいますが、改めて御礼を申し上げたい所存です


皆様
いつもいつも、本当にありがとうございます
この様な形で御礼を申し上げられることが、幸せ以外の何物でもありません


これからもよろしくお願いいたします




通常の更新はお休みを頂戴しておりますが「情火」の前に書いておりました「華筏」の特別篇を拍手30000回記念と致しまして、いつもの時間に更新させて頂きます


お時間がございましたら、お付き合い下さい




ゆんちゃすみ



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情火《特別篇-4-》
2016-02-21 Sun 18:00


このお話はフィクションです

軍隊、及び軍内部につきましては実在の物とは一切関係ありません。ご了承ください

CPはミンホです
R18表現を含みます
ご注意ください




side Y




シム准将によってもたらされる快楽を望んでいる俺と



シム准将をただひたすら愛している俺…



その両方が、彼の分身へ奉仕する俺を作り上げている



だからこそ



俺自身には何の刺激もないというのに
彼の分身に尽くしているだけで
すでに自分のそれも芯を持ちはじめていた



シム准将は
もういい、というふうに俺の頬を指でたたく



はち切れそうなほど漲ったものをそのままにして、彼は俺の身体に残っていた泡をきれいにシャワーで流す



そして俺の手を引いて、広いバスタブに一緒に身体を沈めた



彼の方が細くて軽いから
それまでの立場がすっかり逆転して、俺が准将を抱え込む体勢になり



俺に咥えろ、という勢いだった彼が
今度は俺に耳朶を甘噛みされて頬を染める



〈シム准将〉という男を彼が演じて、強がって生きていると感じた事もあったけれど



それは、大きな誤解だったのかもしれない



シム准将は
軍人である彼の生き様そのものだ



多くの者が平伏すだけの支配力が
彼には備わっている気がする



祖父から父へと受け継がれ、そして彼自身へと受け継がれる、軍をまとめ上げる力を持つ血筋のなせる業だろうか



彼の中で眠っていた
シム・チャンミンという、ただの男としての一面



それが、俺に身体を凭れさせて頬を赤らめる彼なのかもしれない



男としてチェスで勝負を挑み、勝利を勝ち取って
男として彼を抱いた



その時に、彼の中で眠っていたもう1人の男が目を開けたのだったら、それはそれで嬉しいけれど…



俺は
シム・チャンミン准将を愛した
だから、今はまだ
シム准将に与えられる快楽を享受したい



兵役が終わった時
21ヶ月の〈時〉が、どう変えるか今はまだわからないけれど



彼の元から去る時に
その時にもう一度、今度はシム・チャンミンという1人の男と出会いたい



きっとその時、俺は
再び彼に惹かれるはずだ



准将は、もしかしたら
俺が兵役を終える時に俺たちの関係が終わると思っているかもしれないけれど



彼が俺の兵役期間中、自分のそばに置く配置をして俺を手放さない様にしたのと同じく



今度は俺が、准将を離さないと誓おう



訓練所では射撃場の冷たい床に引き倒されて、勢いのままに抱かれ
厳しい暑さの中ランニングする同期を見下ろす様な体勢で真昼間から抱かれた



禁断の愛に溺れてゆく自分のことを
神に懺悔したのは、ついこの間のことだったが



それが今夜は
まるで全てのものに赦され、祝福されている様な甘い2人になって



薔薇の香りのするピンク色の湯が張られたバスタブに身体を沈めただけでなく



今度は、薔薇の花びらが敷き詰められたベッドに身体を沈められた



優雅な動作でベッドに上がったシム准将が、湯上りに着ていたバスローブを脱いで膝立ちで跨がる



俺の体重とシム准将の2人の重みで、薔薇の花びらと共にマットレスが沈みこんで



「こんな柔らかい物の上で、貴様を抱くのは初めてだ…」



手のひらで掬いとった薔薇の花びらを俺の身体に降らせながら、低い声で囁くシム准将



こわいくらい濃い色香を放つ、そんな艶かしい微笑みに見つめられただけで背筋がぞくりとして



恋人になったのだから〈貴様〉はやめろよと自分で言った事も忘れて、胸を高鳴らせて彼の次の動作を待つ俺がいた



「あの時は…場所が場所だったからな。今夜はたっぷり時間をかけて、貴様を抱く」



シム准将はゆっくりと唇を合わせてきた



彼の舌が強引に歯列を割ってきて
俺の舌がそれを自ら迎え入れ、絡めとる



荒々しく口腔内で動き回ったと思えば今度は
唇で俺のそれを弄ぶように甘く挟み込んできて



シム准将の猛々しさと
シム・チャンミンの甘美さの両方を、唇だけで与えられている気持ちになる



彼の舌と、しなやかな指によって
俺の全身に施される愛撫も同じで



胸の突起を指で挟みぐりぐりと捻られたと思えば今度は、柔らかい舌にたっぷりの唾液を含ませながら転がされ



シム准将から直接触られていないのに
はしたなくも、俺の中心は先端が腹につく勢いに反り返り、ふるふると蜜液をこぼし始めていた



彼は指で蜜を絡めとり、隠微な笑みを浮かべながら、飴と鞭という表現が的確に当てはまる様な愛撫を施す



彼が初めに宣言した様に



シム准将は頭の先から足の指の先まで、甘くゆっくりと時間をかけて愛してくれた



訓練所で味わった未知の官能は、まだ入口にしか過ぎなかったようで
それよりもさらに深く濃厚な快楽を与えられる



「貴様を支配しているのが誰なのか、身体中に刻んでやる…」



そんな不遜な台詞すら、俺の耳には媚薬のように作用して



俺の身体に重なったシム准将の角度が変わるごとに俺の全身に電流にも似た刺激が走る



すでに数回欲を吐き出しているにもかかわらず
俺のそこからは色のつかない液が絶え間なく滴り落ちていた



いつの間にか身体を起こされて



見上げていたはずのシム准将の美しい顔が
今度は下から俺を見つめ、俺の身体を突き上げながら言う



「私の全てを…ユノに吸い取られそうだ……」



「貴様」と呼んでいたと思ったら今度は
「ユノ」といきなり名前を呼ぶ



そのことへの恥ずかしさからか
眉間にしわを寄せたシム准将が猛烈に愛おしくて



俺の身体は自然と、彼を快楽へ誘なう様に動いた



シム准将の動きと俺の動きが複雑に重なり
俺の中にいる彼の質感が増したと感じた瞬間



シム准将は、今まで以上にゆっくりと時間をかけて精を吐き出した



『シム准将……』



彼の胸に倒れ込み囁くと



「名前を…呼んでくれないか…?」



と、消え入る様な声で言う愛しい人



「チャンミン……愛してる……」



真紅の薔薇に囲まれて
満足そうに微笑むシム准将は



その薔薇以上に美しい色で
頬を染めていた……




情火 特別篇 -完-



最後までお付き合い下さり
ありがとうございました


ゆんちゃすみ


オ***様

特別篇は楽しんで頂けたでしょうか
情火のふたりを愛してくださり、本当にありがとうございます
本篇連載時に頂いたコメントがとても励みになりました
また、機会があればその後も書きたいなと思っております





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情火《特別篇-3-》
2016-02-20 Sat 18:00


このお話はフィクションです

軍隊、及び軍内部につきましては実在の物とは一切関係ありません。ご了承ください

CPはミンホです
性的表現を含みます
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side C



ボーダーのカットソーに紺色のハーフパンツを着てリビングに入る



私が来る時間を見計らって準備を滞りなく進めてくれたヘオクさんは、さすがだと思った



クーラーが程よく効いたリビングはすぐ食事が出来るようになっていて、私の好きなシャンパンもテーブルの上で冷やされていた



テーブルの上にもオレンジ色の薔薇が活けられていたのは、やはりヘオクさんのロマンチックな気配りだろうか



扉が開いた音がして振り返る
見慣れていた迷彩柄の通常勤務服ではない、普段着を着た彼を初めて見た



いつかパソコンで調べた時に、たくさん出てきた画像を思い出す



少し伸びかけた坊主頭だというだけで
私服姿の彼はただのシンプルなシャツ姿でも、華やかな世界で生きている俳優チョン・ユンホそのもので



自分の知らない、恋人の本当の姿を見た気持ちになり、少しだけ寂しさを覚えた



私は思わず俯いてしまい、自分の気持ちを隠そうとテーブルに着くため彼に背を向ける



『シム准将…なぜ俺の目を見てくれないんですか』



チョン訓練兵に後ろからいきなり抱きしめられた
離そうとしても、彼の腕は余計にきつくなる



『俺にも准将の普段の顔を見せてください。今までずっと、堅い軍服姿しか見られなかったんだから…普段のシム准将が見たいんです』



彼はそう言って、私を無理矢理振り向かせる
服を着ているのに、裸を見られているくらい恥ずかしい



軍人ではない自分の姿を
こうして誰かに見せるのは初めてだから…



『シム准将……』


「何だ、そんな顔で見るな。いいから座るぞ、せっかくの夕食が冷めてしまう」



相変わらず熱の籠った声で私に囁きかけるチョン訓練兵から離れようとして、内側から足を払う



彼の知らない護身術を使って、馬鹿力からようやく逃れた



どうもいけない
彼と居ると、自分のいつものペースが保てないのはなぜか?



私は准将だ…あいつはただの訓練兵だというのに



恋人だからなのか?
それとも私が恋に疎いウブで、あいつが恋愛経験が豊富だからなのか?



癪に触る…



イライラを払拭するべく、冷えたシャンパンの栓を抜く。私の好みを知り尽くしたヘオクさんの最適なチョイスに、少しだけイライラが落ち着いた



私にならい席に着いた彼にもシャンパンを注いでやる



「基礎訓練修了おめでとう。来週からいよいよチョン二等兵だな。儀仗隊でしごいてやるから覚悟しておけ」



精一杯優位に立とうと思い、そう言って杯を掲げる



チョン訓練兵はその杯に自分のグラスを合わせて



『ありがとうございます。あなたの職権乱用によって連れて行かれるのですから…精一杯俺を可愛がってください、准将』



……全然優位に立てないし、この男も全く可愛げがない



私という男が、完全に彼のペースに飲み込まれていく様が急に可笑しく思えてきて



素直になろう…そう思った



久しぶりに食べるヘオクさんの料理に舌鼓をうつ
美食に慣れているであろうチョン訓練兵も、美味しいと絶賛している



料理を作ったヘオクさんの話から私の幼い頃の話になり、さらには彼の芸能界での話を聞いたりして食事の時間は楽しく過ぎていった



夜も更けて
私は後片付けをするから先に入れと、彼をバスルームに押しやる



私はキッチンで片付けをしながら、たった数週間で起きた彼との記憶を辿ってゆく



訓練所の射撃場で銃を撃たせた後に彼を抱き
汗だくになってグラウンドを走る訓練兵達を見下ろしながら、訓練兵の居室で抱いた



その後
チェスの勝負で敗れて、無念にも私が彼に抱かれるという初めての経験をしたのだが…次はあってはならない



あの男は、私のものだ
チョン・ユンホは、私が…シム・チャンミンが抱く



私がいくら恋に疎いウブだとしても
彼の未知の領域を開けたのは、この私なのだから



片付けを終えて、もう一杯シャンパンを呷ってからバスルームに行く



一気に服を脱ぎ捨てて、バスルームのドアを開けた



シャワーを浴びていたチョン訓練兵が驚いて『どうしたんですか?』と問いかける
頭を洗っていたのか、顔に滴る水滴が艶めかしい



「チョン訓練兵…跪け。いや、違うな」



彼の問いかけには答えず、続けた



「ユノ…昼間からずっと私を見ていたのは…私が欲しかったからではないのか?」



そう言って、チョン訓練兵を抱きしめた
彼を名前で呼ぶだけで、甘酸っぱい感覚に脳が麻痺してくる



チョン訓練兵は黙って頷いた
そして、ゆっくりと身体を落としていき私の分身を咥えた



私が彼に植えつけた禁断の快楽がどういうものだったのか…チョン訓練兵の行動が示している



私のものによって
もたらされるはずの快楽を望むが故に…



舌を使い、口で頬張り、指を美しく揃えて
私のものを一心に愛してくる



奉仕させているという気持ちは無い
それは決して慢心ではない



私の心にあるのは



この男に
こんなにも愛されているという思いだけだから





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情火《特別篇-2-》
2016-02-19 Fri 18:00


このお話はフィクションです

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side C



一途に意思を表すあの目…



初めて会った日から私の心をかき乱したあの目が
さっきからずっと私を見つめている



私にとってかけがえのない存在を得る事となった今期の訓練兵を送り出す式典で



私の事を見る強い視線を感じた



私の視線も、自然と1人の男に向けられる



チョン・ユンホ訓練兵…



数十名いる訓練兵の中で頭一つ抜け出し
その上、顔が小さいために恐ろしいくらいの頭身バランスで一際目立っている



ふたりの視線が交差して私は自然と口元が綻ぶ



そう
彼は私の恋人だ
〈恋人〉という響きは、何だか面映ゆいのだが…



私は
生まれながらにして軍人になる宿命だった



祖父は先の戦争において国の英雄として名を馳せ
父は軍の最高位である元帥である
そんな血筋の中に私は生を受けた



物心ついた時から、軍人になる事が当たり前という状況下で育った私に、この様な存在が出来るとは露ほども思わなかったが……



はじめに彼の身体を手にしたのは私だというのに
彼はいとも容易く、私の心を奪っていった



私は初めて恋をして、初めて恋人を得たのだ



日陰でじっと座っているだけだというのに、正装である軍服のせいで余計に汗が出てくる



テントの中で式典が早く終わる事をひたすら願う私は、責任者失格かもしれない



茹だるような暑さのせいで訓辞の内容も全く頭に入ってこないが、愛しい男の視線はそれだけで私の身体を疼かせる



式典を締め括る表彰式がようやく始まり、彼も数人いる優秀訓練兵として壇上に呼ばれた



目の前に立つ私の恋人…
初めて会ったその日から、この男を手にすると誓ったあの日から、ひと月が経った



兵役で私の元に来たチョン・ユンホ
彼は21ヶ月の兵役期間を終えれば、私の元から去ってゆくことになるのだ…



だから…チョン訓練兵の本配属先は私の権限を最大限に使って、私が異動する儀仗隊に決定した



いずれ私の元から去ってゆく男…



生まれながらにして軍人である私と彼は
住む世界があまりにも違いすぎる
彼は、華やかな世界にいる男だ



せめて兵役期間だけでも私のそばに置いておきたかった



そんな感傷的な事を思う自分にも驚愕する



基礎訓練修了の証書と賞状を渡して、彼に祝辞を述べた



間近で見たチョン訓練兵のその瞳には
私までも燃えさせるほどの、情火が灯っていた



視線を絡めただけだというのに…それだけで情欲の炎を燃やすとは



彼にそうさせたのが、私が与えた官能によるものだと思うと何とも言えない征服感を覚える



式典が終わり、私は部下のトン中尉に言伝を頼み司令官室で帰り支度をする



修了式を終えた彼を…ささやかに祝いたいと思っていた



軍服のまま兵舎に戻りバッグに荷物を詰め込んでから、久しぶりに愛車の鍵を持ち車へと向かった



車を師団の裏口に回す
この裏口はパク大尉の管理下に置かれていて、しっかりと施錠されている



兵役に就いた者の中には、厳しい訓練に耐えられず脱走を図る者も居るからだ



車のクーラーを効かせ、シートを倒して目を閉じた



しばらくして助手席の窓がノックされる
待ち人が来たようだ



身体を起こして助手席のドアを開けると
式典の最中堂々と上官である私を睨みつけていた男がシートに滑り込む



『シム准将……』



声までも熱を帯びている気がして、背筋がゾクッとした



チョン訓練兵を今すぐにでも抱きしめて、そのぽってりとした唇を塞いでしまいたいが…



夕方でもまだかなり明るく人目がある
伸ばしかけた手をぐっと握ってこらえ、黙って車をスタートさせた



30分程で、車は小高い丘に建つ家に着く
私の祖父がこよなく愛した別荘で、私が士官学校をトップの成績で卒業した時の祝いに譲り受けた



「降りろ」



チョン訓練兵にそう言って自分も荷物を持って車を降りる



夕焼けがあたりを染めてゆく中、車から降りたったチョン訓練兵に夕日がきれいに重なり



すっきりとした彼の面ざしを、夕日の朱が染める美しさに見とれ…今度こそ我慢できずに手が伸びた



彼の身体に手を添えて、口づける
目を閉じてしまうのが惜しくて、私の口づけを静かに受ける彼を一番間近で見つめた



彼を初めて抱いた時も
私はなぜかこんな、愛おしむような口づけをしたことを覚えている



今まで手にした獲物には、性欲を吐き出す行為の過程で口づける事はあっても、ただそれだけだったが



彼への口づけは
唇の感触を愛で、息を感じ、温もりを得る
そういうものだと感じていた



ゆっくりと唇を離し、彼の腰に手を回し建物に案内した



前もって実家の家政婦、ヘオクさんに頼み準備をしてもらってあったから、玄関にまで料理の良い匂いが漂っていた



軍人といえども
せっかくの機会に軍服と迷彩柄の勤務服では、幾ら何でも雰囲気が出ない



チョン訓練兵の手を引いて、2階の部屋に入る



背丈は似たり寄ったりだが、チョン訓練兵の身体はがっしりとして厚みがあるから私の服では無理があると思い、別に服を用意しておいた



「趣味が合わなくとも文句は受け付けんからな。着替えて下に降りてくるように」



薄いブルーのシャツと、オフホワイトのハーフパンツを手渡し部屋を出て、自分の部屋に入った



ヘオクさんがきれいにベッドメイキングをしておいてくれたのだが…ベッドの上に敷き詰められた真紅の薔薇の花びらに驚愕した



私の小さい頃から、病弱だった母以上に私の面倒を見てくれた彼女に「大切な人を連れて行くから」とは頼んだものの…



きっと彼女でも連れてくるんだと思ったんだろう。ヘオクさんのそんな気配りに苦笑した



彼女ではない男の恋人だが
私の…初めての恋人で、そして大切な人だ



ヘオクさんのロマンチックな気配りに甘えて



今夜は
この薔薇の海に彼を沈めよう…





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情火《特別篇-1-》
2016-02-18 Thu 18:00


このお話はフィクションです

軍隊、及び軍内部につきましては実在の物とは一切関係ありません。ご了承ください

CPはミンホです
ご注意ください




side Y



立っているだけで汗が吹き出る様な暑さの中
5週間に及ぶ基礎訓練を無事に修了した



ギラギラとした太陽に照り返されたグラウンドで修了式が執り行われる



修了式には家族や友人、俳優仲間も駆けつけて
久しぶりに会う面々に励まされた



古くからの俳優仲間だった親友には



〈何かおまえ…男っぷりにぐっと磨きがかかったな。軍隊の水が合ったのか?今のおまえだったら、どんな役柄でも出来そうだわ〉



なんて上から目線で言われる



ヤツは売れてない不遇の時期に兵役を済ませたから、今こうやって俺をからかう事が出来て羨ましい



修了式後に1度仲間と会った後、訓練兵は模範訓練兵の表彰式典に臨む



俺の〈男っぷり〉があがった、か……
地面からの照り返しの暑さに顔をしかめながら
俺は言われた言葉を反芻する



目線は自然と…
テントの下から気怠そうな雰囲気で式典を見ていた男に向けられた



シム・チャンミン准将



この訓練所の総責任者だ



正装である濃緑の軍服に、数々の勲章を付け
小さい顔を覆う様に軍帽を目深く被り
長すぎる脚を持て余すように投げ出すその姿…



軍人でありながらも
その風貌はまるで絵画を切り取ったかの様な美しさを讃えている



父親は軍の最高司令官であり
本人もその血筋さながらいくつもの銃の大会で優秀な成績をおさめ、猛スピードで出世したエリートだ



目深く被った軍帽のせいで、彼の特徴である大きく美しい目はここから見えないが



どうやら彼から俺の方は見えているらしく
自分を見ている俺に対して口元を少しだけ綻ばせた気がして



胸がちくりと疼いた



そう
彼は…俺の恋人だ



恋心を通わせたのはついこの間だったから
2人だけがわかるそんな小さな仕草ですら
初恋のように心がときめいてしまう



【クールな恋人】
なんて形容詞をつけられて



女を冷たくあしらう演技をさせたら右に出る男はいないなんて、妙な褒め言葉をもらう俺が



自分にだけわかる恋人の仕草を見て、にやけている顔など絶対周りには見せられないと思い、慌てて表情を引き締めた



男の恋人を生まれて初めて持った俺は
どうやら彼のおかげで〈男っぷり〉が上がったようだ



親友は、まさか軍隊に入った俺が恋人を手にしたとは、これっぽっちも思っていないだろう



アイドルや共演した女優、はたまた海外のモデル等々…噂になった相手は多くいても特定の恋人はここ数年作っていなかった俺が…



その中の、どの女よりも美しい男に堕ちた
しかも今までにないくらい夢中になってるっていうんだから、人生何があるかわかんないもんだ



顔を引き締め、頬を伝う汗を拭いながら
それでもやっぱり視線はテントにいる美しい人を追ってしまう



俺を見つめる時だけに見せる、情欲の炎…情火が灯されるあの美しい瞳は軍帽に隠されたままだが



暑さで渇いているのか、真一文字に結んだ唇を彼の赤い舌が潤すように舐めたのが見えて、思わず生唾を飲み込んだ



今までのそれが子供騙しだと思える、彼との濃密な口づけを思い出す



彼の舌が口腔内を掻き回すように動き回り、そして俺の舌もそんな彼の舌を追い回して、せわしなく絡みついた深い口づけ…



俺の首筋に噛みつきながら欲を放った時に漏れた彼の吐息…



シム准将の口元を見ているだけで、准将への狂おしい想いが込み上げてくる



パク・ジョンス大尉が優秀訓練兵の名前を呼び上げていて、何人目かに自分の名前を呼ばれ慌てて返事をしテントへ向かって走った



不埒な事を考えながら上官をそんな目で見ている自分が、優秀訓練兵として呼ばれたことに何とも言えない気分になる



同性愛ではあるものの、お互い独身だから何の問題も無いのだが



上官と訓練兵の恋という禁忌を犯すものであり
そんな行為をしているという事実が、さらに背徳感を煽ってくる



数名が整列し、シム准将からそれぞれに修了証と賞状が手渡されていく



一番最後に俺の前へ彼が立つ
遠目で見たときは軍帽に隠れていた彼の美しい瞳が、俺の顔を見つめる



俺に賞状を手渡した後、少しだけ顔を近づけるシム准将



「本配属後もしっかりやるように…いろいろと、な」



ちょっと低くて早口気味なシム准将の声が耳に入り、身体が粟立つ



この男によって俺の身体中に刻みこまれた、麻薬のような快楽の所為で…彼の声だけでそんな反応をしてしまう自分が恐ろしい



初めは、彼が今まで手にしてきた玩具と同じだった



しかし初めからシム准将の美貌にのめり込んでいた俺は、甘んじて彼の玩具になりながら反撃の時を静かに待った



反撃の時、というのは穏やかではないな
想いを告げる時、というべきか



シム准将の秘密の行為を知り、その身を案じ支えていた彼の部下に密かに守られながら、俺は彼と想いを通じさせた



チェスの勝負という機会を借りて見事に彼を射止めた訳だが……



基礎訓練を終えた訓練兵は、それぞれ本配置に振り分けられる



シム准将が自身の権限を使って自らが来月異動する儀仗隊へ俺の配属を決めていた



芸能人は芸能兵の扱いは無くなったものの比較的その身を生かせる広報や軍楽隊等へ行く事が多いのだが



「おまえは私のものだ。除隊まで手放すものか」
…そう耳元で囁かれた事を鮮明に覚えている



式典を終え再び家族と合流し束の間の休息を得る
まずはしっかりと基礎訓練を終えた事に両親も安堵の表情を見せていた



〈儀仗隊って聞いたけど、おまえに務まるんだろうか?〉不安そうに言う父



『大丈夫だよ、きっと。兵長に聞いたけれど儀仗隊は軍の花形だっていうし…俺も自分の経験を生かして頑張るさ』



父の背中を叩き、自分にも言い聞かせた



明日から本格的に約1年8か月の兵役期間を迎える
未知の世界だけど…きっと大丈夫



あの男がいれば…俺はきっと大丈夫だ



家族との楽しい食事時間は訓練の経験談を話しているうちにあっという間に過ぎ、与えられた時間が終わりを告げ両親と抱き合って別れた



次に両親と会えるのはいつになるのだろうか…



各自宿舎に戻る
週末は基本的に休みだから、週明けから本配属先の兵舎へ移る予定になっている



宿舎の自分の部屋…といっても8人部屋の2段ベッドのひと区画だけが自分のスペースだけど、そこに戻り新しい兵舎へ移る準備をする



5週間の間、寝起きしたこの小さなベッドともお別れだ



入営する際に持ち込みが許可された少量の荷物と、支給された迷彩柄の通常勤務服等の衣服を一まとめにしている時、肩を叩かれた



振り返るとパク大尉の部下であるトン中尉が、今日も変わらず無表情で立っていた



〈シム准将より言伝がある。今期訓練兵で特段に根性を見せたチョン訓練兵のみ、シム准将が労って下さるそうだ〉



パク大尉とトン中尉は、過去にシム准将が訓練兵にしていた行為を知り、密かに准将の影となって守ってきた



そして、俺とのことで徐々に変わっていくシム准将のために2人の橋渡しをしてくれた人達なんだ



〈荷物は私に預けておけばいい。私もチョン訓練兵と一緒に儀仗隊に移る予定だ。師団の建物の裏口に車が止まっている。そこに行け〉



トン中尉は他の訓練兵に聞こえないよう小声で言うと俺から荷物を奪い取り、代わりに鍵を寄越した



〈万一、他の兵士に咎められることがあれば、パク大尉の指示だと言えばいい〉



そう言い残し足早に去っていく



俺は呆気にとられるも、トン中尉に言われた通りにしようと思った



同室で過ごした仲間一人一人と固く握手を交わし別れを告げ



俺は軍帽を被り部屋を後にした






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更新のお知らせ
2016-02-17 Wed 17:45




親愛なる皆様


お変わりなくお過ごしでしょうか?

いつも私の拙いお話にお付き合いくださり、本当にありがとうございます


ユノさんのお誕生日も、真ん中お誕生日も2人が不在にもかかわらず、SNS等ではお祝いムード一色で


彼らが本当に多くの人達に愛されているのだと感じました


そして明日は、チャンミンさんのお誕生日ですね


本人不在で寂しい記念日になると思われていましたが、思いがけずイメージキャラクターというプレゼントが届き、嬉しい誤算となりました


メーカーさんが優しいというか、我々ビギのご機嫌をしっかりとって売上に繋げたいのか…
CMの放映番組をこと細かく掲載してくれているので、今回はCM捕獲が楽そうです




余談はさておき

お休みを頂いている中で、以前書きました「情火」というお話の特別篇を書きました

お読みになられた方はご存知だと思いますが、ミンホのお話となりますので、苦手な方はご注意ください

18日より4日間、いつもの時間に更新させていただきます

お時間がございましたら、お付き合いください




まだまだ寒い日が続いております
インフルエンザ等も流行しておりますので、どうぞお身体に気をつけてお過ごしください



ゆんちゃすみ





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追憶 22
2016-02-11 Thu 18:00


二人の呟きをイメージしています
一話完結、不定期更新です
実在の人物とは一切関係ありません





side C



だから僕、ダメだって言ったんですよ!
何をって、料理のミッションです!!



それなのにスタッフは…
ビギに僕等の何を見せたいんだっ!!



ビギ達は目を皿のようにして見てるんだぞ!
彼女達の観察力をなめたらダメなんですよ



料理とかしてると…あのですね~そのぅ…
そこがイベントの会場だっていうことを、ついうっかり忘れてしまって…



僕等の日常が出ちゃうんです!!



僕がいくら気をつけてても
…ユノが、ね



エプロンをつける僕に
なぜか後ろ側に回るんじゃなくて、まるで抱き合うかのように前から腕を回してきたり



よく抱き合ってるくせに…って思ったか!?お?!
それは、ライブとかで上手くいったね!とか喜ぶ時のハグですよぉ~



エプロンの時は…
『チャンミナ…いい?』ってユノが今にも言いそうだったもんで、つい



って、僕何言ってんだぁぁ!



違う…ユノだけじゃない
日常が出ちゃうの、僕もだ



同じ水飲むの嫌だってみんなの前であんなに公言してるっていうのに



スープの味見で自分が味見したあと、隣りで包丁を使うユノに同じスプーンでアーンしちゃったし!



だってユノは、辛いものが苦手だから
僕が美味しいと思ってもいつも必ずユノにも味見してもらってて…



って!僕がいつどこでユノに料理を作ってるっていう話ですよ!いつも、って何言ってんだ、もう!!



それにあれだ
いつもユノはごはんが出来るのを待ちきれなくて、キッチンで僕の周りをうろちょろするんだけど



この日も、俺手が空いてるよ~っていう風にわざわざアピールしてくるから「やりたい?」って聞いて仕方なくユノにさせてあげちゃったし



『チーズチーズ!』ってユノが騒ぐから『入れたいの?」って仕方なく……



そんなに甘くないんですよぉ、僕は!



「入れたいかぁ?丁寧に頼んでみろー!」
ってユノには意地悪をしたんですけどね



何?
〈やりたい?〉
〈入れたい?〉って何の話かって?



ば、ッバ、バッカじゃねーですかァ?!お?!



料理のことを話してるんですよぉ
違うこと考えてんじゃねーですよ



だから嫌だって言ってるんだ!
もう何もかも、どんなに気をつけてても素が出ちゃうんだよ



ユノは全然気にしてないし…



チョコ作った時なんか
『すき』って書いたと思ったら『Changmin』って書き足してるし!嬉しいけどっ!!



でも…



ユノがシェフ、僕がアシスタントになった時
ユノが何気なく言った言葉…



『このアシスタントと、僕は最後までいかないとね』



料理を作ることを、っていう意味で言ったんだと思うけど



僕には、チャンミンとずっとこのまま
最後まで進んでいくっていう風に聞こえたんだ



ユノ……
僕はたぶん今、1人勝手に顔が火照ってると思う
ビギにばれちゃうよ……



でも、もういっか



僕、ユノとずっと最後まで進んでいくから



いいよね?



スタッフさん
もうこの際、ミッションなんでもやりますよ



……柔道?
それはアンデー
あの人、馬鹿力だからね



それに寝技……うわぁぁぁ!!
やっぱりミッションは穏やかなやつで!お願いします…





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拍手コメントの御礼とお知らせ
2016-02-11 Thu 17:00



親愛なる皆様


いつもこのようなところにお運び頂き
本当にありがとうございます


お変わりなくお過ごしでしょうか?


私はお休みを頂戴しておりますので、今までに比べて、スマホ依存から脱却しつつあります(笑)


本日は「耽溺」に拍手コメントを頂きました方に御礼を申し上げたいと思います




〈名無し様〉
ホントにホントに大好きです!と言って頂けて、私もホントにホントに嬉しいです♡
全裸待機…ひぃぃ~!服をお召しになってくださいませぇぇ~!!
風邪をひいてしまったら大変ですので…私も頑張って続編に取り組みます!


〈ウィル様〉
ありがとうございます
そんな風に思って頂けて…畏れ多いことですが正直に嬉しいです
MAXは、私が今まで見てきたチャンミンの可愛らしさを意識して書いて居ますので、そのようにお感じくださったのなら私も光栄に思います



〈machi様〉
最後までありがとうございました
途中でプレッシャーに負けて投げ出しそうになった時もありましたが、皆様に頂戴する拍手を見るたびに気持ちを奮い立たせました
師匠様は、至らない私のような弟子を最後まで見捨てず励ましてくださいました
machi様もその方を大事になさってくださいね







今日はこの後、私の日記に残していたメモからお話を作っております「追憶」をいつもの時間に更新させていただきます



多少時期が前後しておりますが、今回は2014年のビギイベのメモを使い、書いてみました



もしお時間がございましたらお付き合いください



今しばらくお休みを頂戴いたします
皆様におかれましてはどうぞお身体をご自愛くださりますように



ゆんちゃすみ




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