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耽溺 38
2016-01-31 Sun 18:00


このお話はフィクションです

R18表現を含みます
ご注意ください




さっきまでは



小悪魔みたいな可愛い顔をして
「僕だけのものだもん」なんて言いながら、俺のものに頬擦りしていた男が



妖魔を思わせるような艶めいた顔をして
口いっぱいにまで質量を増した俺の分身を愛撫している



赤くなるMAXの可愛い耳を甚振って主導権を掴んだ筈だったのに



俺の胸の飾りを指で弄び始めたやつは、味わったことのない官能に驚いて俺が一瞬怯んだ隙に



顔を俺の中心部に移動させた



まだ柔らかかったそれは、やつの行為によって情けなくもあっさりと硬さを持つ



MAXのザラザラした舌が螺旋状に動くだけでも目の前がチカチカするのに



時に指を筒状にして上下に動かされ、その下に垂れ下がるものをもう片方の手のひらで転がされて、あっという間に達しそうになった俺は



MAXの口から逃げようと腰を引いた



「ユノ…ダメだよ。もう逃がさないんだから」



MAXはそう言って



自身の唾液と、おそらく大量に漏れ出ていたであろう俺の淫液で濡れる口元を手で拭う



そんな仕草が俺にとってひどく煽情的で
思わず顔を背けた



MAXは、枕に寄りかかる俺に跨るようにして
自分のものと俺のものとを擦り合わせてくる



彼の口で愛されていた俺のものはしっとりと濡れたままで、MAXのそれと合わさって奇妙な刺激を生む



「……ぁ…ふぅ……」



妖しく腰を揺らして、自分のものを良いように俺のものと擦り合わせ、生じた快感にMAXから溢れる甘い声が、より一層俺の脳を刺激する



最初にこいつの事を可愛いと意識した時に感じたけれど、どうも俺はこいつのギャップに弱いらしい



俳優としてCMに多く出るようになってから、雑誌でも笑顔の写真が多いけど



俺が最初にこの男に目を奪われたのが



トレンドの服をかっこよく着こなしながら、その大きな瞳に男の色気を色濃くしポーズをとっていたクールなMAXだった



愛読する雑誌に載っていた
うちのブランド…チルチュの光沢のある黒いスーツに、締めたネクタイを緩く着崩して



長めの前髪を掻き上げるようにしてカメラにおさまったMAXの写真



その姿になんとも言えない衝撃が走った事を思い出す



その男が俺の上で
ツヤのある声をこぼしながら
快感を貪っている姿に猛烈な劣情を覚える



俺の前で目を瞑り、口を半開きにしているMAXの後頭部を掴み引き寄せて、強引にキスをした



口の中にも性感帯があるということを
MAXとのそれで初めて知る



それを表すようにお互いのものから愛液がとろりと溢れだして、合わさるそこからいやらしい水音が聞こえてくる



俺は口づけを交わす隙間に自分の指をねじ込み、2人の唾液を纏わせて



愛しい男の背中をつたいおり、昨日俺を深く飲み込んだそこにゆっくりと埋めた



官能に悶えるMAXの顔が見たくてキスしながらも開けていた俺の目に



指を埋めた瞬間切なそうに眉を下げるMAXの表情が映って、俺の箍は一気に外れた



2人の身体の間で揺れていた分身を握り、指を抜いたそこに宛てがう



MAXもまた
箍が外れた俺のことを見抜いたかのようにいやらしく笑って



宛てがっていた俺のものを
自分からゆっくりとのみこんでいった



俺の首に腕を絡ませて
自分の腰を揺らすMAXの妖艶さに
昨夜感じた不安がまたも蘇る



この男に溺れる自分を恐ろしく思いながらも
それを歓んでいる自分も居て
もう何かを考えることからも逃げたくなる



ただ、快楽にのめり込むだけならまだしも
俺はシム・チャンミンという男の全てに溺れてる



好きだ
愛してる、チャンミン



悩むことよりも



今はただ、チャンミンの愛を貪ろう



『チャンミナ…愛してる…』



そう耳元で囁いて
俺は下から…愛しい人を突き上げた





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耽溺 37
2016-01-30 Sat 18:00


このお話はフィクションです

BL表現を含みます
ご注意ください




ひとつになったという喜びが
こんなにも深いものだと思わなかった



愛おしい男は
俺の下でしばし快感の余韻に震えたのち
あっという間に夢の中に落ちていった



俺は、軽くシャワーを浴びさせてもらったあと
バスルームからお湯を運んできて



吐き出したものや汗やらでベトベトになっていたMAXの身体を綺麗にしてゆく



そんな行為すらも
今の俺にとっては幸せ以外の何物でもない



男として
愛している相手を自分のものにしたという征服感はもちろん感じたし



初めて男を抱いたという性的な興奮も感じた



MAXを有名人だから、と特段意識していたわけではないけれど



あのシム・チャンミンが俺だけのものになったという優越感も、正直なところ感じている



でも
一番は



身体をひとつにしたという事実
愛する人と結ばれたという幸せな事実だ



今までそれなりに付き合った人もいたけれど
MAXほど俺をストレートに愛してくれた人っていたのかなと思った



MAXは純粋に俺へ思いをぶつけてくれた



今思えば、彼の仕草や言葉のひとつひとつに、それが現れていたと思う



そして俺もまた
もう引き返すことが出来ないくらい
彼を愛していると気づく



MAXとの3度目の夜は
好きだ、という気持ちのさらに上の感情があると思い知らされるものだった



チャンミン…



意気地なしっておまえに言われたけれど
その通りなのかもしれないな



今日もまたギリギリのところで一瞬迷いが生まれてしまったのは



その行為が、おまえの身体を傷つけてしまうのではないかという不安とともに



知ってはいけない世界に足を踏み入れてしまうことへの不安と



おまえと…離れられなくなるんじゃないかという不安を感じてしまったからなんだ




おまえに完全に溺れちゃったよ



その笑顔に



その純粋な心に



そして
俺に禁断の快楽を味あわせた、おまえの身体に…



俺は
完全に虜にされたと思う



おまえを失う時が怖い…
そう思う俺は、MAXの言う通り意気地なしだな



始まったばかりなのに、終わりのことを考えてしまう自分に嫌気がさして
頭を2、3度振ってからベッドに潜り込んだ



暖房は効いているけれど
裸のままは風邪を引きそうだ…



俺は眠っているMAXのことを抱き寄せた



裸でも
お互いの体温があれば服なんて無くていい…



MAXから伝わる温もりが心地よくて
…俺は自然に目を閉じた



俺の胸元で眠るMAXから聞こえてくる穏やかな寝息が最高の子守唄となって



俺もあっという間に眠りについた





ンッ…バカ、ヤメロって


1匹の可愛い子猫が、座っている俺の周りにじゃれついて


あろうことか股間に頭を擦り付ける


可愛いくせにそんなコトすんなよっ!


ぞわぞわした感覚に…俺は慌てながら
そう子猫に叫んだ……





「イヤダ。もうココは僕だけのものだもん」



…だもん?!



MAX?!?!



可愛い子猫だと思ったのは
親の意思とは裏腹に朝から勝手に元気になる、息子に頬擦りをしているMAXだった



『うわー!おまえ何やってんだよ!』


「何やってんのって、ユノのコレを愛おしんでるんでしょう?見たらわかるでしょ、バカなの?」


『おまえ、また年上に向かってバカって言ったな!』



俺は慌てて手を伸ばし、今にも息子を口に咥えようとしていたMAXを引っ張りあげる



昨日裸のままで眠ったから
引っ張りあげた裸のMAXを裸の自分が抱きかかえるようになって



やっぱりこいつが愛おしくて
思わず俺からキスをしてしまう



昨日結ばれた思いは、まだ冷める事を知らず
そのキスは必然的に、糸を引くような濃密なものへとなってゆく



「ユノ……」



息を吐く隙間すら見つからないほどのキス
その合間に溢れる愛おしい男の声に身体が震えた



自分の上に乗せたMAXの背中を手のひらで撫で回し、素肌の感覚を楽しむ



キスを小休止させ、夕べ見た時に真っ赤になっていた可愛い耳に口づけた



俺の舌が這えば
そこはまたほんのり赤みを帯びて



そんなこいつが可愛くて
もっと意地悪をしたくなっちゃうんだ



くちゅくちゅっとワザと音を立てながら耳の中に舌をねじ込んだ



「んっ…ふっぁ」



普段のちょっと低い声とは裏腹な
鼻にかかった甘い声が聞こえてきて



俺は
頭が真っ白になった



おまえとともに踏み出してしまった〈耽溺の道〉



今はもう…
引き返すことは出来ない……





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恋文
2016-01-29 Fri 20:00



〈はじめに〉

このお話は、私の大切な友人であるあゆさんとの共作になっております

あゆさんはユノからチャンミンへ
私はチャンミンからユノへ

互いにその事を知らずにそれぞれ手紙を書いたという設定になっております

ぜひ合わせてご覧いただければと思います


あゆさんのブログへはこちらから
↓ ↓ ↓
With love…TVXQ 〈To. Changmin〉



-*-*-*-*-*-*-*-*-*-*



ユノへ



あの日から
もう10年以上の月日が経ったんだね



そして



この12月26日という記念日に
あなたの顔を見る事が出来ないというのは
初めてじゃないかなって思う



だからね
恥ずかしいんだけど、僕



こんな機会は滅多にないって珍しく前向きに捉えて、あなたに手紙を書いたんだ



そう
初めてのラブレターを
ユノに書いたよ



マネヒョンが面会に来るって言ってたから
ユノヒョンに渡して欲しいって頼むつもり



マネヒョンの事だから
〈チャンミナは本当にユノ想いだな、なんだかんだ永遠に優しいマンネだわ~〉なんて



相変わらずの見当違いっぷりで引き受けてくれると思う



あれだけ一緒に居ても、僕たちの事に気づかないっていう…そんな天然のマネヒョンが大好きなんだけどね^^



『ハァ?誰を大好きだって?!』



そんな風に僕の顎に指をかけてヤキモチを妬くヒョンの姿が目に浮かぶよ
ユノって意外に…ヤキモチ焼きだよねㅋㅋㅋ



会いたいな、ユノ
ユノのその腕に包まれて眠ったのは…もうずいぶん前のことになっちゃったから



あなたの温もりが、唇が、恋しい
そう素直に書けるようになったのは、僕も少しは進歩してるってことかな



いつも、ひねくれた言い方ばっかりだったもんね



ねえユノ
あれから12年が経ったんだね



僕たちの正式なデビュー記念日は別の日だけど
12月26日を東方神起の記念日ってペンは言ってくれてるよね



カシオペアも、ビギストも
よく今まで僕たちのことを見捨てずに応援してくれたな、って本当に思う



たくさん辛い思いもしたけど
僕はやっぱり、あなたが居てくれたから挫けずに来られたって思ってる



ほんといつも言ってるけれど
最初はね、ユノは怖かったよ



目つきも鋭かったし、他のメンバーには優しいのに僕にはなぜか冷たい気がして



でも一緒に過ごしていくうちに、他のヒョン達には決して見せない温かい目で僕を見てくれているあなたに気づいたっけ



初めはさ
リーダーのユノヒョンがマンネだった僕を温かく見守ってくれてるんだって思ってた



それがユノヒョン…ユノの僕への愛情だったって気がついたのは



僕があなたを愛しているって
そう自分で気づいたからだったのかもしれない



どっちが先に好きになったんだろう
未だにさ、たまにそんなことで言い合いになる事もあるよね



僕はそのたびに思うよ
どっちが先でも後でもなく、僕たちは出会ったこと自体が運命だったんだって



…なんてねㅎㅎㅎ



けっこう僕ってロマンチストでしょう?
ユノには負けるかもしれないけど…
兵役を終えたら、こんな風な詞を書きたいんだ



ユノと僕の歌をね



やだな、なんだか書いていて顔が火照っちゃう
ユノの事となると僕、いつもこんな風に真っ赤になっちゃうよ…いい加減みんなにバレてるよね



あなたと逢えないこの期間で
少しはこんなクセも治るといいんだけど



寒くなってきて、訓練所内は暖房もあんまり効かないしけっこうハードだよ



年下の仲間に囲まれて、新鮮な気持ちになる
ただ、やる事なす事慣れないことばかりで戸惑うことの方が多いかな



でもそんな時は
あなたにもらった腕時計に自然に手が伸びる
僕を落ち着かせてくれるお守りだから



だから、防寒服を着ている時もね
すぐに触れるようにマジックテープでぎゅっと止めて、袖が落ちてこないようにしてるよ



この時計がさ
ユノとの通信機だったらいいのに



そう思いつつ、今も時計を見たよ
時間は見てないんだけどね



ユノは…もう色々なイベントにも出ていて、すっかり馴染んでいる感じだね



ちょっとだけ寂しいな
っていうか、ユノと一緒にイベントに出ている人達全員に嫉妬してる



ヒョンの…
ユノの隣に立っていいのは僕だけでしょ



でも…『チャンドラ~最近ヤキモチばっかり!』って85ラインのメンバーで遊んでる事を咎めた時に言われたし…



仕方ないから我慢する



でも
浮気だけは絶対許さないから



僕が帰ってくるまで、ヒョンは利き手を恋人にしておいて



U-knowのパートナーは
永遠にMax僕一人



そして
ユノの恋人は
永遠にチャンミン僕だけだから



12周年おめでとう

ユノ、ただひたすらあなたを愛してるよ
오직 당신만을 사랑해…





Ali様

貴女のチャンミンへの愛を
チャンミンからユノへの愛に乗せました

お誕生日おめでとうございます
貴女に素敵な毎日が訪れます様に…




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企画のお知らせ
2016-01-29 Fri 19:00



親愛なる皆様


いつもこのようなところにお運び頂き
本当にありがとうございます


連載させて頂いております「耽溺」に、いつも温かい励ましのお言葉や拍手、そしてランキングへの応援を頂いておりますことを、重ねて感謝申し上げます




本日は素敵な企画に参加させていただきましたことを、お知らせしたいと存じます


昨年9月から始めさせて頂いております私のブログに、開設当初より素敵なタイトル画を作ってくださっているAli様が本日お誕生日を迎えられました


そこで、Ali様のご友人けいこ様を発起人といたしまして、Ali様の作品を私同様タイトル画にされている先輩ブロガー様とでお祝いを企画いたしました


名付けて
【あゆんちゃしお ホミンホミホミ企画】


………


誰が企画名を考えたのかは、どうぞ聞かないでやってください…


私がこの様な企画に参加させて頂くのは、非常に烏滸がましいことと思いますが…


Ali様にはいつも身に余る様な素敵な作品を提供していただいているので、微力ながら参加させて頂きました




企画に参加されていらっしゃる先輩ブロガー様も、それぞれお話を書かれています


ぜひお運びください


↓ ↓ ↓


あゆ様

With love…TVXQ


紫苑様

苺な彼とビールな僕


私の企画のお話は
この後、20時に更新いたします


お運び頂ければ嬉しいです




ゆんちゃすみ


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耽溺 36
2016-01-29 Fri 18:00


このお話はフィクションです

R18表現を含みます
ご注意ください




side MAX



僕がユノの指を導いた先は
まだ全てのものの侵入を拒絶している



ユノはあの夜と同じように
黒曜石みたいな瞳で僕をじっと見つめていた



ユノは男を知らないはずだけど
きっと男同士のセックスはそこを使うってわかってると思う



僕はあの晩、自分でその場所にユノを受け入れるための準備を施して



彼の見事なくらいに立派にそそり勃ったものを導いた



結局あの晩は、寸前でユノに拒否されるという屈辱を味わう事になったんだけど……



ユノは
僕を見つめたまま固まっている様に見えた



さっきまで、僕にあんな快感を与えていたと思えないくらいピクリとも動かない



もしかして…またここでやめるなんてこと、ないよね?



僕を好きなんでしょう?



「ユノ……」


『MAX…俺さ、おまえがすごく好きだ。だからおまえを抱きたい。でも…おまえを傷つけるのがこわいんだ…』



ユノはそう言った



心を傷つける、ということではなく
僕の身体を傷つけるのがこわいということだろう



あなたの
そんな感じの優しさがすごく好き



でも今は、むしろ逆効果だよ



「ユノ…あなたのその言葉の方が今、僕を傷つけてるのがわからない?


………ユノの意気地なし」



2回もギリギリのところで拒否されるなんて
そんなの僕のプライドが許さない



僕は、そう言ってベッドを出ようとした



『……くそッ!』



ユノはそう呟いて、頭を振る
そして僕の手を引いてベッドに抑えつけた



『カッコ悪いけど…意気地なしになるくらい、おまえが好きだ。MAX、いや、チャンミン……おまえが好きなんだッ』



そこからは



僕の髪の毛の1本1本から爪先までもが
この愛する人に支配され、征服されてゆく



今までのそれが子供騙しだったかのような激しいキスがユノから与えられ



ユノの指が
あれほどにまで全ての侵入を拒絶していたそこに埋め込まれて



まるで僕の中がこの人の指の動きに合わせるかのように形を変える



何かを受け入れるところではないというのに
彼の全てを待ち望むように蠢いた



ユノは利き手の指で僕の中を翻弄し
あのエロティックなホクロが施された右手で僕の頬を撫でる



僕の体の奥にある、禁断の快楽を引き出してしまうその場所に



知っていて探り当てたとは思えないけれど、ユノの長い指が触れてしまい…僕は自分でもびっくりするくらいの嬌声をあげて仰け反った



顔を動かし愛おしい人の指を自分の口に入れてしゃぶり尽くす



そうでもしていないと、頭がおかしくなりそうだった



僕の嬌声とそんな行為に刺激されたかのように、ユノの指の動きが激しくなり…そして急にその指を僕から抜いた



自分の指をしゃぶる僕を見下ろしながら
ユノは僕の足を深く折り曲げ



そして彼の中心で脈打つそれを、指が抜かれて妙な喪失感にヒクついていた僕の中に打ち込んできた



「あぁ…ッ!」



僕自身をユノが貫くその衝撃
粘膜の焼けるような熱さと、やっとひとつになれたという喜びで目尻から涙が溢れた



ずりあがる僕をユノは頭を抱えて押さえ、そしてさっきまでの激しいキスとは一変した溶けるくらい甘いそれが降ってきて



そのキスのリズムと合わせるかのようにユノはゆっくりと腰を動かした



ユノ…ユノ…
僕はもう、絶対にあなたを離さない



それを表すように律動を続ける彼に足を絡ませる



ユノのものが入ってきた時の痛みで萎えていた僕自身も、ユノの身体に挟まれてちりちりとした刺激を受けながら硬さを取り戻す



彼の指だけでなく、彼の分身までもが
僕だけのために誂えたかのように僕の中に収まって、そして官能の場所に少しずつ触れてきて



ユノの身体と足を絡めた自分の身体に挟まれた僕のものからは、とろとろとしたものがあふれ出しそのせいで余計に刺激的な快感が僕を襲う



ユノ…



あなたひとつになれた喜びは
あなたから与えられる悦びになって
僕を溺れさせてゆく



抜け出せない深みにはまっていくような
そんな恐怖にかすかに怯えながら



動きを加速させるユノの動きに揺すられた僕は
声にならない声とともに白濁の液を吐き出した



そして
僕の胸にポタポタと
ユノの汗が落ち出してから程なくして…



僕の最奥の場所に
愛する人の全てが注がれた



僕とユノが過ごした3度目の夜は



ようやくひとつになったという幸せとともに



2人の〈耽溺の時〉が
始まった瞬間だった……





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耽溺 35
2016-01-28 Thu 18:00


このお話はフィクションです

R18表現を含みます
ご注意ください




side MAX



ユノの大きな手のひらが僕の胸を撫でまわして



手のひらが往復される度に僕の胸の小さな突起が、硬さを帯びてくる



それに気づいたのか
僕の首筋に顔を埋めていたユノの顔が舌を這わせながら下りてゆく



「ふ…ぅ……っ」



ユノの温かい舌が、その突起を弾いた瞬間
僕の口から漏れる吐息



こんな色づいた声が僕から出るなんて…



その声を一番間近で聞いていたその人は
その反応を得たからか
僕のそこを執拗に舐めまわす



時に舌を鋭角に尖らせ…時にその柔らかい唇で挟み込むユノ



ユノが時々、僕の突起を舐めていることを見せつけるように僕を見上げるその顔が、月明かりに照らされる



その表情は、今まで僕の強引なアタックに目を白黒させていた人と同じ人と思えないくらい、艶かしくて



彼のその顔と、自身への刺激が相まって
自分の中心が熱くなっていることに気づく



そして
僕に重なっているユノのそこも
僕以上に熱くなっていた



ユノの背中に回していた手を
その場所に滑らせる



ゆっくりと彼の中心に到達した僕の手はユノの熱い分身を握った



『……っ…くっ』



僕のふたつの胸の突起を
片方は指で、片方は舌で愛撫し続けていたユノから溢れた息に、僕の頭はクラクラした



跳ね返る弾力を確かめながら、ゆっくり揉んで
そして指で作った輪を上下させる



ユノは、その刺激に驚いたのか自分が施していた行為をやめ、そして急に僕の両肩に手を添えて上体を起こさせた



『あの時はおまえにされるがままだったけど、もう…そうはさせねーからな』



そう言って、僕の唇の脇に軽く口づけたユノは
僕を枕に寄りかからせその前に座り、僕の膝を大きく左右に割った



暗闇に助けられているとはいえ
大きく開脚させられた自分の姿に一瞬訳が分からなくなった



「……ゃっ…」



一気に襲いかかる羞恥心に声も掠れて
慌てて足を閉じようとするも、間に身体を入れてきたユノに遮られる



そしてユノは
あの夜、僕がこの人にした様に



僕の中心で既に恥ずかしいくらい勃ちあがっていたソレを口に含んだ



「あっ……」



嘘…ユノが、僕を…



自分の足の間で揺れ始めるユノの頭に
視覚だけで感じたことのない快感を覚えた



ユノはノンケだった筈なのに…そう思うと無性に申し訳ない気持ちになる



でもその気持ちはすぐに
ノンケだった筈のそのユノに与えられた刺激で真っ白になった



完全に硬くなった根元からゆっくり舐めあげられて、唇の裏で擦られる度に目の前がチカチカした



「……んっ…ユノ……」



浅ましくもその快感を貪ろうとして、愛しい人の頭を掴んでしまう僕
ユノはそんなこともおかまいなしに口淫を続ける



あの夜やけに目を奪われたユノの口元のホクロが
僕の分身のくびれを往復する度に強調されている気がして



あやうく彼の口に欲を吐き出しそうになった



このままじゃあ、僕
もうダメかもしれない…



ユノの頭を遠ざけようと、手に力をこめる



するとユノは
僕の顔を見上げて
いやらしく…ニヤッと笑ったんだ



「つ…ッ…!」



次の瞬間
僕の太腿の付け根に、ユノは噛み付いた



僕があの夜
ユノが僕を忘れないために付けた〈おまじない〉
今度は自分にそのおまじないをされちゃった



そんなことしなくても
僕があなたを忘れちゃう事なんてあり得ないのに



『あの時のは…どんな意味だったのかわかんねーけど。俺が付けたコレは、大スターMAXは俺のモノっていう証ね』



そう言ってまたニヤッと笑うんだ



なんなの…もう…
あんな快感を与えてくれた後に
そんな言葉って



ユノ…あなたは
本当にズルい人



僕を本当にあなたのモノにするのなら…
噛みついて、印をつけるのではなく



僕の中を



僕自身を貫ぬかなくちゃダメだよ



僕はさっき、あるかどうか確認したそれを取り出して、自分の手のひらで温め



そしてユノの左手をいだき、彼の指に纏わせる



されるがままになるユノと見つめ合いながら
ユノの指を僕のソコに導く



あなたを受け入れるための
ただ、ひとつの場所に…






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耽溺 34
2016-01-27 Wed 18:00


このお話はフィクションです

二人のキャラが若干崩壊しています
BL表現を含みます
ご注意ください




side MAX



フワっとした空気の動きとともに、僕の身体を覆う暖かい物



『チャンミン…アイシテルヨ』



耳元で囁くその声は…ユノ?
僕の頭をゆっくりと撫でてくれるのも、あなた?



あ…僕
寝ちゃってたんだ
ユノが、布団をかけてくれたんだね…



やっと愛が通じ合った夜だっていうのに
僕ったら寝ちゃったらダメじゃん…



でも少しだけ…
微睡みの中で、その温もりを満喫する



ユノヒョンから愛を告げられた後の僕は
いつもの自分からは想像出来ないくらい、緊張して心臓がバクバクしていた



初めて会った夜の方がむしろ
積極的にユノヒョンに触れることが出来た



今夜の僕は



ユノヒョンと目が合う度に、脈が速くなり
ユノヒョンが少しでも僕に触れただけで、顔が一気に火照って



ユノヒョンも
いつもの切り返しが全く出ないばかりか、声までひっくり返る始末で



お互いが〈何か〉のタイミングを探っていた感じだった



ユノヒョンをお風呂に送り出した僕は
扉が閉まると同時に寝室に走り込む



この部屋にもずっと人気が無かったから、なんとなく寒々しくて急いで暖房をつける



だってハダカになるのに、この寒さじゃあ…
って僕ったら!!何を言っちゃってるんだよ!



誰もいないのは分かりきってることなのに、慌てて周囲を見渡し火照って赤くなった顔を手で扇ぐ



あ、布団が3日前に起きた時のまんまだ



急いで空気を送り込み、きれいにかけ直す
そしていつもは周りに立てかけている使わない枕も、ふたつ並べて置いた



あ、布団をパタパタしたからやっぱりちょっと埃っぽい?僕はハンディタイプの掃除機を急いでかける



あ、アレ引き出しにあったよな…
ヤダ!!僕ったらそういうコトをスル気満々みたいじゃん!



……だって、ようやくなんだもん



僕はひとり高まる気持ちを持て余し、ベッドに飛び込む



ユノヒョン…
ユノ



僕を好きだって言ってくれた
やっと想いが通じた



嬉しい…やっと僕たち本当の夜を迎えられる…
そう思いながら、僕は蓄積された疲れに負けて寝ちゃったんだと思う



少しだけうとうとして身体を起こす
手を伸ばしてみると
ユノヒョンは、僕の隣にちゃんと寝ていてくれた



少しずつ暗闇に目が慣れて、月明りだけの微かな明るさの元で愛しい人の姿を確認した



ユノ…ごめん
きっとお風呂から出てドキドキしながらここに来て、寝てる僕を見てがっかりしただろうな



ユノもきっと…
僕と同じ気持ちだったよね?
そういうコトをスル気満々だったよね?



ユノが好きすぎて恥ずかしくて
起きてる状態だったら、どう迫ったらいいかわからないから



この暗闇に、助けてもらうね



僕はゆっくりと着ていた服を脱いでいき
そして生まれた時と同じ姿に戻った



布団に潜り込んで、月明りの下で規則正しい寝息を立てている愛しい人の元に身体を滑り込ませる



寝ているユノを起こすのは不本意だけど…
僕…なぜか急に



あなたにどう触れたらいいかわからなくなっちゃったから…許して



ユノの服をゆっくりとめくって
月明りの白さを映すあなたの肌に身体を重ねる



ユノ…ユノ…
僕は、あなたが好きなんだ



あの日初めて会った時から、ずっと…



僕の想いの全てをのせて、彼に唇を寄せる



次の瞬間
僕は手首を掴まれて一気に体勢が入れ替わった



『俺を放ったらかしにして寝ちゃうなんて、あんまりじゃん』



ユノ…起きてたんだ!
ヤバい…きっと、今ものすごく真っ赤になってる
暗闇にまたも助けられた



「ごめ…」



謝ろうとした僕の口は
びっくりするくらい熱い、ユノの口づけで塞がれた



ユノ…
ごめんね、寝ちゃって



期待を裏切って寝てしまった僕への怒りなのか…強引に唇をこじ開けて入ってきたユノの舌に、僕のそれは完全に捕らわれた



幾度となく角度を変えて、どちらの舌が自分の舌なのかわからないくらい溶けあって



息が出来ていたのが不思議なくらい、そのキスは熱くて濃密なものになった



ふとユノの唇が遠ざかって



暗がりの中で僕に馬乗りになっていたユノが、一気に服を脱ぎ捨てるのがわかった



僕と同じ一糸纏わぬ姿になって僕に覆いかぶさってきたユノは
今まで見ていたその人と、別人のようだった



怖かった



欲望に燃えたオトコの顔を湛えて
僕を見つめていたんだ



『やめるなら今だ。MAX、どうする?今ならギリ我慢出来るけど…あと一歩踏み出したら俺もう止められないよ、多分』



そう言って僕の顎を掴むユノは
ゾクゾクするような色気に満ちた顔をしていた



そんな彼の顔に
僕の頭にも一気に欲望の炎が燃え広がり



答えを言う前にユノの頭を抱えて噛み付くような口づけを返し、自らその一歩を踏み出した



この男の唇が僕の身体を這って
この男の指が僕の身体を這うことを願ったあの日の僕



その願いが



ようやく叶った



あの時見たユノの艶めいた唇が
あの時見たユノの節ばった指が



まるでそれぞれ意思を持つかのように
僕の身体を這う



首筋から肩へ
僕の身体の輪郭をその舌に覚えさせるかのようにゆっくりと舐めるユノ



僕の両手は頭の上にまとめられて
ユノの想いを全て乗せてくれているのか、彼がかける身体の重みに覆われて身動きが取れない



完全にユノの思うがままになってしまう僕



だから僕も少しだけ自由が利く足で
そんなユノの身体を絡め取り、自分で自分をさらに拘束するんだ



ああ



やっと



この人とひとつになれるんだ



今度は、逃げないよね?
たとえ逃げようとしても…



僕はもうあなたを逃さないよ






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別窓 | 耽溺 | コメント:14 | ∧top | under∨
耽溺 33
2016-01-26 Tue 18:00


このお話はフィクションです

二人のキャラが若干崩壊しています
ご承知おきください




なんともいえない空気に包まれて
ただ黙々とチキンを口に運ぶ2人



そうこうしてるうちにすっかり腹も膨れてきた
MAXはサンドウィッチもチキンもよく食べて、ビールもいつの間にか3本空き缶が並んでいる



そして俺と同じように満腹になったらしく
両手を後ろに伸ばして、仰け反っていた



……なんだよこの会話のない空間



余計意識しちゃうじゃんかよ



「ユノ」『あのさ』



静寂に耐えられなくなったのか、2人同時に言葉を発する



『なんだよ?』「なぁに?」



おい…また同時だぞ



思わず顔を見合わせる
そして2人して吹き出した



「ユノヒョンのその顔!」


『何だよ、その顔って!人を指差すな!』


「だって!口の周りがチキンの油だらけだよ」



MAXは笑いながらどこかに行き、そして濡れタオルを持って戻ってきた



俺の前に再び座って
タオルで俺の口を拭いてくれる



息のかかるくらいの距離感が…



せっかくいつもの感じに戻った俺の気持ちのスイッチを、また切り替えてしまう



MAXのひとつひとつの動きに
俺の心臓がドキドキしちゃって
なんかもう、ヤバい病気なんじゃないかって思う



睫毛が長いんだな…



瞳の色がすごくキレイな茶色なんだな…



唇がちょっと下がり気味かな…



今までは雑誌やテレビとかでしか見ていなかった男が、息のかかるくらい近くに居るって



すごく不思議な感じがする



そんなことを考えながら、MAXを見つめていたら
俺の口元を拭いていてくれた彼が急に目を合わす



……ヤバっ



ドキドキも
キュンキュンも



一気に通り越して



おまえのこと
欲しくなっちゃった



どうしよう



だから、俺…



〈おまえのこと好き好き♡だからおまえが欲しいんダァ!〉っていうビームを目から出して見つめちゃったと思う



その時間は、長いようで短かったかもしれない



俺のビームを浴びたMAXは
目を泳がせながら…さっきのぞき見た時よりも顔を赤くして、慌てて顔を伏せた



…ヤベッ



すっごい可愛いんだけど
なんだよコレ……すっげーキスしたい…



ぶはっッ!



少しずつMAXの顔に近づいた俺は
濡れタオルで顔を覆われて、あやうく窒息しそうになる



「自分で拭いて!!」



そう言ってMAXが押し付けてきたんだ



顔を覆われたタオルを慌てて取ると
MAXは食べ終わった残骸をキッチンで片付けているようだった



俺も急いで残っていたゴミをまとめてMAXの後を追う



うおー!
リビングも広いけど、キッチンも広いなぁ
MAXって料理もするのかな?けっこう食器も揃ってるけど



『どこに捨てればいい?』



あまりの広さで、ゴミ箱がどれかすら見当もつかなくって



「いいってば!僕がやるから置いといて」



なんだよぉ~
顔を赤くしてるくせにそんな冷たい言い方して



余計かまいたくなっちゃうだろ?



俺はゴミ箱を探しつつMAXの周りをうろちょろしちゃって



「ユノヒョン!!!あっちに座ってて!!!」



シッシっという感じでまるで犬を追い払うように怒られちゃった



テレビのCMでは
あんな穏やかな笑顔を振りまいてるくせに
それはもう鬼のような形相で…



ってちょっと大袈裟かな



俺はすごすごとリビングに戻り、ソファーに腰を下ろした



初めて会ったあの夜は
この家から一目散に逃げ出した俺だけど



今はMAXが一緒の空間に居るというだけで
心が満たされる思いがする



不思議だな



あいつは、俺という存在の中に
強烈な出会いと強烈なアタックで飛び込んできたけれど



ものすごく自然な感じで
シム・チャンミンという男のスペースを構築した



あとは
その…アレだ



MAXの全てを俺のものにしたい
シム・チャンミンという存在全てが欲しい



でも、初めてだから
なんていうか、恥ずかしいっていうか
好きすぎて…怖くて手が伸ばせない



MAXがキッチンから戻ってきた
なんとなく、MAXもいつもと様子が違う
俺を振り回す勢いはどこ行っちゃったんだろ



「ユノヒョン…泊まっていくの?」



来た…ついにきたぞ



これは『帰りたくない』って言うべきか?!
ちょっと乙女すぎるか?!



それともこの間のMAXみたいに
当然だろ!みたいにしらばっくれて答えてやるか



『えェ↑?あぁ、迷惑じゃなければ…』



ダメだな俺は…
一瞬の内に必死に考えた割に
声まで裏がえっちゃって…素直に答えちゃったよ



MAXは…またちょっと目を泳がせながら
「お風呂用意してくる」と言って部屋から出ていく



あいつも…意識してんのかな
どうしよう…そう考えるとますます俺も意識しちゃう



「ユノヒョン、お風呂どうぞ」


『えっ、あ、俺あとでいい。おまえ先に入って』


「そう?じゃあ…これ」



MAXはそう言って俺があの晩貸してやったスウェットと新品の下着を渡してきた



きれいに畳まれたそれは、ほんのり甘い柔軟剤の香りがして…さっきMAXの肩に顔を乗せた時嗅いだのと同じ香りにドキッとする



そういえばあいつ
なんで家の中で俺が羽織らせたダウンジャケット着てたんだろ



金持ちのくせに暖房ケチってたのかな
でも今はむしろ効きすぎてるくらい暖房入ってるのに…変なヤツ…



そんなことを考えていてふと顔を上げたら、シャンプーっぽい良い匂いに包まれたMAXが目の前に立っていてビクッとしてしまった



「ユノヒョン、お風呂どうぞ」


『おォ↑?あ、じゃあ入ってくる』



ヤダ
俺ったらまた声が裏がえっちゃってるよ
どんだけ緊張してんだって話だよな…



MAXと過ごす3度目の夜は



俺が今まで異性と過ごしたどんな夜よりも
心臓がものすごい速さで脈を打って
意外と純情な自分に気づかされる



俺の家の倍はありそうなバスルームで、ゆっくりバスタブに浸かりながら
この後過ごすであろう3度目の夜に思いを馳せた






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別窓 | 耽溺 | コメント:7 | ∧top | under∨
耽溺 32
2016-01-25 Mon 18:00


このお話はフィクションです

二人のキャラが若干崩壊しています
ご承知おきください





なぁ、MAX
いや…チャンミン



俺さ
おまえとの…このキスで



あの夜の事を全部思い出したよ



おまえは俺を受け入れようとしていた
それを俺が出来ない、って言ったんだな



『これから少しずつお互いを知っていこうよ』



そうおまえに言って



そして、今みたいなキスをした



おまえの部屋のバカでかいベッドに向かい合って
お互いにお互いの欲を放たせたんだった



………やべっ



おまえを好きだって認識したあとだから
こんなキスしてたら俺の息子が…



だいぶエラいことになってきちゃったぞ



ヤバいヤバい
俺…どうやってコトに持ち込もう



イヤ、違うんだって
そのコトだけが目的だってわけじゃないんだ



好きだから
MAXを…



チャンミンのことを好きだから
抱きたいって思うのは当然の欲求だろ?



でも



恥ずかしいっていうか
照れるっていうか



初めてだから…さ



ダァァァ!!!
何なんだよ、俺ってば!
恥ずかしい!



モテないってMAXには言ったけど
人並みに経験はあるっていうのに!!
持ち込み方わかんないってどういうこと?!



ドキドキするっっ



ここはとにかく落ち着こう
うん、それがいい
夜はまだ始まったばかりだ



見るからに年下っぽいくせに無愛想で無表情なMAXのマネージャーが
明日はオフになったと教えてくれていた



時間はまだたっぷりある



キュヒョンって言ったかな。あいつ
MAXを待ち受けていたペンの女の子たちにMAXからの差し入れだと言って、温かいラテを配ってた



最後に俺のところに来て
彼女たちに配っていた物と同じラテと
そのラテの蓋に乗せられたカードキーを渡されて



〈チョンさん。明日あいつ、久しぶりにオフです。あいつは何も言わないですけど、あなたのことで随分苦しんでいると思います


こうして追っかけの女の子たちと同じように、あいつを待ってくれる想いがあるのであれば、行ってやってください〉



無愛想にそう言われた
そのくせ、この後どれくらいの時間に家に戻るかとか、家までの行き方もちゃんと教えてくれて



初めて会ったあの晩は
ありえない現実を受け入れられず、逃げるように帰ってきたから、どこら辺か全然覚えてなかった



無愛想で無表情だけど、MAXのことを大事にしてるんだなって感じた



MAXに悟られないように
ちょっと腰を引き気味にして唇を離す



『なぁ、チキン食おうぜ』



舌を絡めるような濃厚なキスをした後だっていうのに、色気もヘッタクレもない俺の言葉



落ち着くにも、仕切り直しにも
何れにせよ、まずは腹ごしらえが大切だ



俺の前で、初めてあんなに声を荒げ興奮した様子だったMAXも



俺の想いが伝わって落ち着いたのか、目をキラキラさせながら「うんっ」って大きく頷いた



んだよ…可愛いな、もう



俺も大概だけど
MAXもゲンキンなやつだな



あんなに怒って叫んだことが嘘のように
高そうなふわふわのラグに腰をおろし、チキンの箱を開けた俺にまとわりつく



俺の左手が空くように…ちゃんと右側でな



「ユノヒョンは、お土産ないの?僕はちゃんと手土産持っておうちに行ったのに~」



あ、そうだった
玄関に置いて来ちゃったな



俺はまとわりつくMAXを振りほどき、靴を脱ぐときに置いて来ちゃった荷物を取りに行く



『MAX~土産ってほどじゃないんだけど』



散々高価で美味しいものを食べてるはずのこいつが、コンビニで買った物でも食べてくれそうだって思った、あのサンドウィッチ



「………ありがとう。嬉しいよ」



MAXは、ちょっとトーンダウンしてコンビニの袋を受け取る



ごめんな、もっとちゃんとした物を買ってくればいいんだけど



俺さ
なんかおまえに会えるって思ったら、嬉しくて
ついついこれを買っちゃったんだ



MAXが冷蔵庫から俺の分のビールを持ってきて
2人で乾杯をする



さっきは鬱陶しいくらいにまとわりついていたMAXは



しょうもない土産にがっかりしたのか、俺の右側にちょこんと座りサンドウィッチを頬張る



「ユノ…これってこんなに美味しいんだね」



《具材たっぷり三種の贅沢サンド》を頬張るMAXは俺の予想に反して、びっくりするくらい嬉しそうな顔をしていた



キュヒョンってやつが言ってたな



〈あなたから貰ったサンドウィッチを、あいつは泣きながら食べていました。もう、あいつを泣かせないでやってください〉



ごめんな、MAX
俺が自分の気持ちに気付かなかったばかりに…



飯を食べる時、その長い手足を巧みに俺に絡ませ、食事の邪魔をするのはMAXの専売特許だったはずだけど



今度は俺が
サンドウィッチを食べるMAXの背後に回り込んで、ぎゅっと抱きしめて



やつの食事の邪魔をしちゃった



後ろから抱きつく俺を
まるでおぶっているような感じで、サンドウィッチを食べ続けるMAX



背中から伝わる体温が心地よくて



肩に乗せた俺の顔に
MAXの咀嚼する動きが伝わってきて



なんだかそれだけのことなのに
ドキドキしちゃう俺って変態なんだろうか



「ユノヒョン…チキン食べないの?」



んだよ…
今までつれなかった俺への仕返しとばかりに淡々と言うMAX



ちぇっ…
俺ばっかり盛り上がってるみたいで
なんかイヤだな



『ん、そうだった。いただきまーす』



俺は仕方なくMAXの後ろから座っていた元の場所に戻る



チキンをひとつ手に取り口に運びながらちらっと横を見ると



…なんか顔赤くなってる?
いや、耳も赤い気がする



MAX…もしかして照れてる?



もしかして、だけどさ



照れ隠しにつっけんどんな言い方をしたり
サンドウィッチとチキンとビールをひたすら無言で交互に口に運んでるの?



あの勢いはどこ行っちゃったんだよ
俺に猛烈にアタックしてくれた勢いは…



ヤバい…
なんかキュンキュンしちゃう



って、なんだよキュンキュンって…
どうなっちゃってんだ俺の頭の中は



あれこれ考えちゃって
俺まですっかりドキドキしちゃう…



だから俺もMAXと同じように
ただひたすら黙々とチキンを食べるしかなかったんだ






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耽溺 31
2016-01-24 Sun 18:00


このお話はフィクションです

二人のキャラが若干崩壊しています
ご承知おきください




side MAX




ユノ…
ユノヒョン
どうして?!



僕は急いで玄関に向かう
何もない場所で足がもつれてしまうって、それだけ僕は慌ててるんだろう



玄関の鍵を開ける指も震えていて



扉を開けるとそこには



会いにきてくれていたのに
手を伸ばす事さえ叶わなかった愛しい人が…



手を伸ばせばすぐ届くところで



僕を見つめていた



『MAX、来ちゃったよ。俺』



ユノヒョンは
僕がユノの家に突撃した時と同じようなことを言う



僕は、ただそれだけで



手を伸ばせば届くほど近くに居るユノが
ぼやけて見えなくなったんだ



『バカだな、なんで泣くんだよ』



ユノヒョンはそう言って、そのきれいな指で僕の涙をはらう



『いいから、家に入れて!人に見られたらヤバイんだからっ!』



ユノヒョンはまた
僕が言った言葉と同じような事を言った



このフロアには
僕の部屋の玄関しかないんだけどね



なんなんだよ、もう…
意識して言ってるだろ?ズルいよユノヒョン



僕はドアの所で塞いでいた自分の体をずらし、ユノを招き入れる



「どうして?何でここにいるの?」



廊下をスタスタ歩くユノヒョンの後ろから、僕はそう問いかける



ユノは振り返って



『どうしてって、おまえに会いに来たんじゃん。見たらわかるだろ?バカなの?』



この間の僕とユノが、まるっきり入れ替わったようなシーンとセリフに



僕はもう頭が真っ白になって…



リビングに入るユノに
背後から抱きついた



…この人は
背中までこんなに広くて男らしいんだ



真っ白になっていた僕の頭の中に
1番最初に入ってきた事実



ユノヒョンは
その僕の手に自分の手を重ねたけれど



『ん~いいニオイがするぞ~』



抱きついた僕を振りほどくかのように
僕が買ってきたチキンに寄っていくユノヒョン



ねぇ、ユノ
わざとなの?



僕の気持ちを分かっていて、わざとやってる?



リビングのローテーブルの上に乗せたままのチキンの箱を開けるユノヒョンに



僕は叫んだ



「何なんだよ、もう!僕があなたを好きだって、分かっててその態度かよ!!


ズルいんだよユノヒョンは!嫌なら嫌って言えよ!」






……とうとう言ってしまった



決意を固めてから思いもよらず、こんなに早く言うことになっちゃったけど…それも運命なのかもしれないな



あんなに固く決意したっていうのに
僕の気持ちにちょっとだけ後悔の思いがかすめた



もう少し
ユノヒョンとの楽しい時間を味わってからにすれば良かったかな…ってね



ユノは
一度座りかけていた床からゆっくりと立ち上がり
そして僕の方に来た



『ごめん…MAX』



……とうとう来た
でも、もう答えを出さなきゃダメだ



ユノから最後の言葉が告げられるのが…



それを聞くのがやっぱり怖くて、つい下を向いてしまう



でも次の瞬間



下を向いた僕の顔は
ユノの両手で包み込まれて上向きにされ



そしてそこに
ゆっくりと唇が重なった



えっ…ウソ…何



『MAX……いや、チャンミン


……俺さ、おまえが好きだ


上手い言葉が出てこなくて…ごめんな、もっとカッコいい事が言えたらいいんだけど』



そう言って
ユノは再び僕に口づけた



ユノヒョン…
ユノ…



本当に?
ねぇ、僕は夢見てるのかな
ずっと仮眠だけでちゃんと眠れていなかったから



「ユノ…夢見てるのかな僕」



愛しい人から
思いがけず愛の言葉を告げてもらえたというのに



返す言葉がこれだなんて…
僕の方が全然カッコいい事を言えてないよ



ユノヒョンは
そんな僕の頭をぽんぽんと軽く叩いてから
僕の両頬をむにゅっと引っ張る



『ベタだけど、どうだ?夢じゃねーだろ?』



そう言って笑うユノは
頬を引っ張ったまま三たび口づけた



3度目のキスは
僕の頬を引っ張ったままという滑稽なシチュエーションだというのに



ユノの唇が
僕の唇を何度となく挟み込んで



頬を引っ張っていた彼の指はきれいに揃えられ
僕の頬を再び包み込み



遠慮がちに入ってきたユノの舌をそっと迎え入れ
いつしか互いの舌が絡まるような深いものになっていった



ユノ…



カッコいい言葉なんていらないんだ
僕は…あなたのこのキスだけで、あなたの想いを信じられる



僕は
ユノを好きでいていいんだね?
あなたを愛し過ぎてもいいんだよね?



嬉しい



もう1度あなたの腕の中で
夜を過ごせるんだ



ユノ…



今度こそ
僕を



僕を抱いてくれる?



ねぇ



僕の想いの全てを
受け止めて欲しいんだ





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